お気に入りのテレビ番組 100分で名著「資本論」が面白い
もうかれこれ10年くらい
ずっと見続けている番組です
NHK教育の「100分で名著」
番組1回が、約25分
1カ月は4週間ありますから
25×4=100
100分、つまり、1月で一冊
世界の名著と呼ばれるものを
読み解いていくという番組です
解説役は、たいていが専門の大学の先生か
仏典の時は、お坊さんのこともあります
解説が深くて面白いこともありますが
進行役の伊集院光さんのコメントが
ものすごく鋭くて、これを聞いているだけでも
なかなか面白いです
11月が「カラマーゾフの兄弟」
中国の様子を見ていると、
タイトルを聞いただけでパスしたいと思うくらいなのですが
食わず嫌いもよくありませんし
1回だけ、と思ってみてみたところ
はまりました
ものすごく面白い話です
100年くらい前に書かれた本なのですが
現代にぴったりと当てはまります
先週は、資本主義では、社会が豊かになっていくのに
ますます貧しくなる人が生まれるという
社会には、お金で評価できない「富」と
お金と交換できる「商品」がある
今の社会は、お金をどんどん産もうとして
「富」を減らして「商品」を増やしている
その結果、自分で自分の首を絞めはじめ
「富」が減った分だけ、自分たちの生活の幸福度は落ち
誰もが、お金を得るためにあくせく働き始めている
ううむ、確かにそうかもしれない、と思って
聞いていたら
司会の伊集院サンが
つまり、こういうことですか?と
鋭いコメントを入れました
それが
空き地があって、そこでは誰でもただで
野球をしたり、フットサルをしたり
楽しく遊んでいた
それが、金持ちが買い取って柵をつくり
フットサルのコートに改造してしまった
もうここでは、フットサルしかできないし
しかも、有料になったので
みんなが楽しく遊びたくても、遊ぶ場所がなくなった
お金持ちにしてみれば、夜間も照明があって
好きなときにフットサルができるので
便利かもしれないが
その地域に住んでいる人全部からしてみれば
これは、本当によかったのかどうか、ということですね
この人は、なんでこんなに鋭いんだろうと
時々、不思議に思います
「資本論」の回は
一度放送されたのが、あまりにも反響が大きかったので
好評に応える形で、アンコール放送にしたのだそうです
なるほど、と言いたくなるような、面白さでした
第2回は、「過労死はなぜなくならないのか」
ますます楽しみになってきました
特に私は、今後数年で
退職するわけですから
その時に、この
「商品におどらされて、真実の豊かを見失う」
タイプの生き方からも
一緒にリタイアできないものか、と思い
老活の一環として、あれこれ考えながら見ています
NHKの教育は、
昔は堅苦しいばかり、と思っていましたが
この年になってから見てみると
少なくとも、自分の子供より若い芸人サンたちの
ひな壇バカ騒ぎよりも
面白いと感じるようになってきました
年をとるのも、そうそう悪いことではないのかもしれません
さて、今日の支出ですが
なんとか、ノーベイデイで頑張りました
この分なら、今月中に
ちょっと欲しかった本を買えるくらい
黒字が出せそうです
あと2日、生協の注文があるので
少し、キツイことはきついのですが
なんとか、黒字までこぎつけようと思っています
残額(12月15日まで)
消費 6265円
コロナ支援 2000円
(キャリーオーバー 33700円)
投資 1400円
予備費 2500円
家管理費積み立て 2千円
自分ボーナス残額 5602円
貯金総額
プール貯金 23000円
自分小遣い 1421円
家管理費積み立て 4万4千円
定年後用貯蓄 389万0千円
目標残額 1611万0千円