男性キャスターの涙
今日の夜の9時から
コロナ支援のニュース
見た方いらっしゃいますか?
ニュースのネタは
演出家の宮本亜門サンが募集した
歌でつながろう、という企画でした
この企画は、
「上を向いて歩こう」を歌って
そのあとで一言メッセージを付け加えた
動画をとって、宮本サンに送る
もちろん、この段階では
それぞれ一人一人が別々の場所で
別々に歌っています
それを宮本サンが編集して
音を切ったり重ねたりすると
それぞれの動画が重なり、
まるでみんなが同じ場所で
一度に合唱しているように見えるようにする
完成品は、ネットにアップする、
という企画でした
これにこたえて歌声を送った人は
有名人から無名人まで様々
画面では、ちょっぴり大竹しのぶサンの姿も
映りましたが
ニュースでは、無名の一般人
老人ホームの施設長や
学校の先生をメインに取り上げていました
メッセージは、歌った人それぞれが
手書きしたボードを持って、
一言コメントをするというスタイルでした。
内容は様々
「医療従事者の方に感謝します
本当にありがとう」や
つい数か月前に出産をしたお母さんが
赤ちゃんをだっこしながら
「全国のお父さん、お母さんたち、
一緒にがんばりましょう」や
学校の担任の先生が、花のイラストを描いた
ボードを手に取り、教え子に向けて
「四年生のみんな、ヒマワリのように元気で、笑顔で」
一つ一つが、心のこもった言葉でした
そのニュースのVTRのあと、
キャスターのコメントの時間に
50代くらいのベテランの男性キャスターが
「心に響くメッセージでした」と言った後
しばらく、「間」なのか「絶句」なのか
わからないくらいの時間、何も言わずに押し黙りました
そのあとで、
「お母さんに向けたメッセージも、生徒に向けたものも
心に響きました」と
同じ内容を重ねて、二度もコメント
ですが、内容以前に
この時にはもう、キャスターの声が変わっていました
泣くのをこらえてはいましたが、すっかり涙声で
語尾は震えていました
NHKの看板番組の、ニュースキャスターという立場にある人が
本番中に、こんな風に
感情を表したところを、初めて見ました
そして、この方は最後のコメントで
「上を向いて歩こう」という歌、
空の上には希望があるんだという歌が
これからは、今までとは違って
聞こえてきそうです、と言っていました
ふと
この人も、
誰かとつながりたかったのかもしれない、と思いました
報道番組の花形のキャスターですから
間違いなく、NHKではエース級でしょう
それでも、
この人には、一緒にがんばりましょうと
直接言ってくれる人はいなかったのかもしれません。
だからこそ
自分の番組という、仕事の真っ最中に
自分に向けられたわけではない
一般的なニュースの内容だと十分にわかっていながら
一緒にがんばりましょう、というメッセージに
思わず涙を見せたのかもしれません。
あるいは、
「上を向いて歩こう」という希望の歌が、
今までとは違って聞こえるほど
思い入れてしまうくらい
不安や、恐怖を感じていたのかもしれません
歌や、メッセージで
看板キャスターが本番中に泣いてしまう
これほど人を励ますことができるなら
私の力などは、
ちっぽけなものではありますが
せめて
言葉だけでも、このコロナ騒動が終わるまで
自分も人も、励ます言葉を言い続けたい
これで終わりではない
まだまだ大丈夫
みんなで一緒に乗り越えて行こう、と
言い続けられるようにしたいと思いました
さて、今日の支出ですが
今日のお買い物は、パンが4個なのですが
スーパーのポイントで全部買えてしまったため
お財布からの出費は0です
そこで、少しずるい気もするのですが
ノーベイデイとカウントします
したがって、残枠も昨日と同じで
残枠(4月28日まで)
消費 12336円
コロナ支援 3300円
投資 5100円
プール貯金 17629円
臨時収入残額 18250円
自分ボーナス 100000円
定年後用貯蓄 39万円
目標残額残 961万円
一見ゆとりはありそうですが
明日、生協の注文書を書きますので
「消費」の額はだいたい8千円くらい
がたっと落ちます
28日まで四千円でやりくりするようになりますから
やはり今回も、「首の皮一枚」になりそうな
悪い予感がしています