老活、始めました~貯金目標・定年までに2000万~

55歳、手取り23万のバツイチシングル女子が、定年までに1000万の貯シングル女子が、定年後の「人生の放課後」を楽しく生きるための準備をします。家計簿は毎日公開、定年までに2000万円かくほするのが目標ですが、お金を使わずに楽しく暮らす方法も提案します。

イタリアに、脱帽

今、コロナの被害が一番大きいのは

少なくとも、日本ではありません。

非常事態宣言が出ている国と地域が

世界で15か所

有名どころではフィリピン、スペイン

ニュースで一番大きく取り上げてられていたのが

なんといってもアメリ

それに加えて、一番被害が大きいといわれる

イタリアも非常事態を宣言しました

死者は二千人に近く

患者の数は増える一方、

病院のベッドの数が足りなくなりそうだ、という

ニュースまで飛び込んできました

 

そのイタリアで、今、起きていることです。

決まった時間に、マンションの住人達が全員

それぞれの家の窓をあけ

みんなで一斉に歌を歌っている、というのです

 

コロナの非常事態で、外出はできない

家の中に、じっと閉じこもっているだけでは

孤独と不安に押しつぶされ

ロクなことにはならない

生身の人間同士の支えあいが

どうしても必要だけれど

直接に顔を合わせるのでは

ウイルスの感染の危険が大きすぎる

家の中にいて、安全を確保しながら、

お互いに、相手のことを感じ、励ましあえるような

いい方法はないか、と考えて、浮かんだアイデアだそうです

 

歌、とうのが

いかにも、イタリア的だと思いました

何とも、肩の力が抜けていて

どこか、人を食ったようでいて

文化的で、陽気

 

そこで、ふと思いだしました

私の今まで見た映画の中でのベストワン

ライフ・イズ・ビューティフル」でした

イタリアの映画です

この奥に流れる精神、のようなものが

この話と、とても似通っていると思ったからです。

 

少し、映画の紹介をします

 

舞台は第二次世界大戦前のイタリア

主人公(男)はユダヤ人で

ごく平凡なレストランのウエイター

でも、持ち前の機転と素早い頭の回転

どこまでも陽気な性格で

かなりハチャメチャなプロポーズ大作戦の結果

身分違いのお嬢様(この人はイタリア人です)をゲット

結婚に持ち込むまでが、前半です

 

ここまでは、まあ、よくある

イタリア式のドタバタコメディー風なのですが

数年後、子供ができたころから、

雲行きが怪しくなります

この子供は、タラちゃんより少し幼いくらいで

パパが大好き、いつもパパと一緒

お買い物に行くのも、パパと二人、なのですが

ドイツほどではなくても、

さすがに第二次世界大戦前ですから

イタリアにもユダヤ人差別があり

二人が行くお店には

ユダヤ人お断り」の札が貼ってあり

買い物もできずに、二人は家に戻ります

事態が理解できず、無邪気に、「どうして?」と聞く子供に

主人公は「ユダヤ人が嫌いなんだろう」

ですが、「人にはみんな嫌いなものがある」とつづけ

「お前は何が嫌い?」と尋ねます

「クモ」と答えた子供に

「じゃあ、うちは『クモお断り』の札を貼ろう」と

陽気な声で言うもので

子供は、自分たちに向けられた悪意に

傷つけられることはおろか、気づくことすらありません。

陽気さと、ユーモアを武器に

父親が子供の心を守る様子が

丁寧に描かれていきます

 

ですが

事態はどんどん悪化していきます

映画の半分くらいで、

この父子はとうとう、ガス室つきの強制収容所に送られます

ですが

そこでも、おびえ、家に帰りたがる子供に

主人公は、ある一つの陽気な大嘘をつき

この大嘘で、最後まで子供の心を守り抜きます

 

この映画を映画館で見たのは、もう20年以上前になりますが

今でも、くっきりと覚えているのが

映画のラストから15分くらい前

主人公がおどけて、ピエロ風に歩くシーンがあるのですが

そこで、映画館中が声を殺しながら泣いていたこと

「シクシク」系の泣き方は、よくあると言えばあるのですが

この時は、何の誇張もなく

声を上げるのを抑える「ウーッ」とか、「クーッ」という声が

ほぼ全部から上がっていました

 

後にも先にも、こんな映画は初めてでした

 

で、何が言いたいか、というと

ユーモアや、笑い、最低の状況にほんの少し

別の角度から、明るい光を当てることは

大きな力を持たない、弱者にとっての

最強の武器になる、ということです。

しかも、道具は何もいりません

自分の頭と、

すべてを笑いのめすくらい強くなってやる、という

気概だけがあればいいのです

 

お昼に窓をあけ

太陽の光を浴びながら

一斉に同じ歌をみんなで歌うアパートの住人達に

この映画の父親と同じ

地に足の着いた陽気さを武器に

非常事態に打ち勝っていこう、という

強い精神を感じました

 

最後の曲は必ず

イタリア国家だそうです

頑張れ、イタリア、と

心からのエールをささげたいと思います

 

さて、今日の支出ですが

今日もノーペイデイを達成できました

昨日の「アイスクリーム・ショック」が今日も続いていて

冷蔵庫の中のもので、何とか工夫しよう、と

思えるようになったのがきっかけです

  

  支出 0円

 

 ですので、予算枠は昨日と同じ

前期予算残額(3月24日まで)

  消費    20727円

         浪費     3300円

      投資     1735円

 

プール貯金   2805円

 

 臨時収入残額     25140円  

  (ミシン代、定期券代に使う予定)

 

定年後用貯蓄    13万円

 目標残額残      987万円

 

ただ、明日はさすがに

メインディッシュの食材がなくなりそうなので

買い物に行かざるを得ないと思います

いつも、久々の買い物だと

つい買いすぎてしまう

悪い癖があるので

ちょっと、注意して買うようにしようと思っています