老活、始めました~貯金目標・定年までに2000万~

55歳、手取り23万のバツイチシングル女子が、定年までに1000万の貯シングル女子が、定年後の「人生の放課後」を楽しく生きるための準備をします。家計簿は毎日公開、定年までに2000万円かくほするのが目標ですが、お金を使わずに楽しく暮らす方法も提案します。

番外編・あえて軽薄に言います「待ってました、大統領!!」

これは、番外編です

会計とは関係のない話なので

貯金額なども、下には載せません

 

今日の六時から、ウクライナのゼレンスキー大統領が

オンラインで日本の国会で演説をする予定です

 

とても楽しみにしています

ぜひとも、リアルタイムで演説が聞きたくて

申し訳ないとは思いましたが

有休をもらって、数時間、早退させてもらいました

 

ウクライナ侵略は、間違いなく世界史上の

エピソードになりますが

特に、ゼレンスキー大統領と

その政府の戦い方は、「戦争」の在り方を

大きく変える、時代の転換点になる可能性が

大きいと思っているからです

 

20世紀までは、武力の大きい国が

結局、幅を利かせてきました

武器をたくさん持っている国の言うことをきき

小さな国は、おびえて暮らしていなくてはなりませんでした

「ペンは剣よりも強し」と言いますが

そんなのは、いいことは言うけれども事実とは違う

単なるきれいごと、嘘っぱちでした

 

それが、ウクライナは別の戦い方をしました

ゼレンスキー大統領の

暗殺計画が何度もありながら

首都から一歩も引かず

国民を鼓舞する態度も英雄的ですが

何より、この政府は「情報」を命綱に

世界の世論を動かし

支持や援助を拡大していること

これが、実に21世紀的な、新しい戦い方だと思うからです

 

崩壊した建物や、犠牲になった子供たち

プーチンにこれを見せてやれ、と叫ぶ

子供を救えなかったお医者さんの涙

爆撃が止んだとたん、怖くて動けなくなったペットの大型犬

犬の頭を抱き、なだめる飼い主

防空壕で「アナと雪の女王」のテーマを歌う少女

どれも、見る人の心を揺さぶる映像で

人道寄附は集まり、難民は保護され

国際世論は沸騰し、今やロシア寄りだった中国まで

ウクライナ人道支援に寄附金を送るくらいです

 

対ロシア経済制裁は、一層厳しくなり

スポーツ界だけではなく

文化、芸術の分野でもロシアは締め出され始めています

 

「情報」が国際世論を作り

国際世論が、民意となって各国の政治を動かすのなら

「情報」が「武器」よりも強い

つまり

歴史上はじめて、本当に

「ペンは剣よりも強し」という時代の

幕開きになるのではないか

実は、私はそんな予感を持っています

 

もし、そうなれば、これは歴史の転換点です

私に孫ができるようになれば

必ず、孫が学校の宿題で

お家に人に聞いていらっしゃい、といわれるのが

コロナの時の人々のくらしかた、そして

ウクライナ侵略戦争の時に、どんな援助をしたか、でしょう

そのくらいのレベルの、世界史上のエピソードだと思っています

思いっきり軽薄な言い方をするならば

その歴史の真っただ中にいて

これを見逃すのは、あまりにももったいないと思います

 

ゼレンスキー大統領の演説も、見事の一言です

今まで、イギリス、アメリカ、ドイツ、イスラエル、イタリア

各国に向けて演説をしてきましたが

どれも、その国が

「やろうと思えばできるけれど、そこまでやろうとはしていない」

ギリギリの点をついて

協力を求めています

政治・外交的にも見事なセンスだと思いますが

特に、脱帽としか言えないのは、

各国の一般市民、老若男女誰にでもわかり

共感を呼び覚ます、演説の内容の見事さです

イギリスに向けた、チャーチルの演説を思い起こさせる上に

シェークスピアを引用したスピーチ

イタリアに向けた、

「殺人者のためのリゾートにならないでください」という

言葉の選び方の巧みさ

それを、いかにも元俳優らしく

すさまじく強い「伝える力」をいかくなく発揮して

切々と、それでいて、堂々と語りかけてきます

 

日本に向けて、どんなスピーチを用意しているのか

おそらくは、ロシアが原発を攻撃したこと

原発事故の恐ろしさ、十年以上にわたる事故処理は

チェルノブイリ、福島

この二つの事故を経験した

ウクライナと日本が、一番よく知っている

それを承知のうえで、原発を攻撃するなど

二国間を超えた、人類と地球に対する犯罪だ、と

語るのではないかと思います

 

あとは、なんといっても核兵器でしょう

ロシアは、核攻撃の準備をして

いざとなれば使うぞ、と脅しをかけている状態ですから

実際に核の悲惨を知っている日本には

より大規模に核兵器の使用に対する反対をして欲しい、

と言われそうな気がします

 

強きをくじき、弱きを救う

「武士道」の精神も、触れてくるでしょう

ウクライナの日本大使は、

ロシアの侵攻が起きてすぐに

武道の先生と一緒に

甲冑姿で、日本の支援を呼びかけたくらいですから

 

あとは、少し古い時代ではありますが

大人気だった横綱大鵬

この方は、当時はソ連でしたが

今の国境で言えば、ウクライナ人だったこと

この方のお父さんが住んでいた町は、ロシアの砲撃で

廃墟と化したこと

キエフバレエの芸術副監督が日本人であること

両国のつながりは深く、

いっそうの支援と、難民の受け入れを頼みたいこと

あたりではないかと、想像しています

 

坂の上の雲」は今でも財界の大御所たちの愛読書ですから

その線で、日露戦争の話になる

日本海海戦と、秋山兄弟だろう

いやいや、北方領土だ、と予想している新聞もありますが

このあたりのきな臭い話は

あえて避けて、平和的な話題を選ぶのではないか

というのが、私の予想です

とにかく、本当に大統領+スピーチライターの方 の

センスは見事ですから

 

ペンが剣よりも強い時代になって欲しい

その時に、日本も相応以上の役割を果たした国として

歴史に残るようであって欲しい

そんな期待を込めて、ゼレンスキー大統領のスピーチを

待とうと思います

 

そして、あえて思いっきり軽薄に掛け声をかけましょう

いよっ、待ってました、大統領、と