老活、始めました~貯金目標・定年までに2000万~

55歳、手取り23万のバツイチシングル女子が、定年までに1000万の貯シングル女子が、定年後の「人生の放課後」を楽しく生きるための準備をします。家計簿は毎日公開、定年までに2000万円かくほするのが目標ですが、お金を使わずに楽しく暮らす方法も提案します。

ゼレンスキー大統領・演説の感想

今日の六時から、ウクライナのゼレンスキー大統領の

オンラインの演説があると聞いて

何時間か有給休暇をもらい、仕事を早退して

ライブでしっかりと聞きました

 

印象としては

「ずいぶん気を使った」

「ものすごくクレバーな演説」でした

 

内容は、すでに報道されている通り

アジアで最初にロシアに圧力をかけたのは日本であることと

支援に対する感謝

侵略者(ロシアのことですね)に注意してくださいという忠告

 

チェルノブイリのケアをせずに

放射性のダストを舞い上げ、環境を汚染したロシアへの非難

ロシアに殺された人々の遺体の埋葬もできない

ウクライナの現状を訴え

ロシアがサリンなどの化学兵器を準

備していることへの非難

 

あとは、日本とウクライナの国民性が似ていること

物理的な距離が遠くても

これだけ価値観が似ている国同士は

近い国と言えるだろう、という暖かいメッセージ

 

そして、日本への要望は

「引き続き、ロシアへの制裁をして欲しい

 復興に向けて、人道的支援をお願いしたい」という

さらに、戦争を止めるためには何の役にも立たなかった

国連の安保理事会に代わる

新しいツールを

日本主導で作って欲しい、という

かなり控えめなものでした

 

イスラエルや、ドイツでの演説から

もっと、あれこれ厳しいことを言われるかな?と思っていたので

正直、え?それだけでいいの?と思い

次の瞬間、鳥肌が立ちそうになりました

 

ゼレンスキー大統領は

「復興の支援」をして欲しい、と言いました

もし、ウクライナがロシアに負けて

ウクライナを取られてしまっていたら

「支援」は必要ありません

 

つまり

この状況で、言葉に出さずに

ウクライナは勝ちます

 ロシアを国土から追い出します

 日本が軍を出せないことも、

 兵器を送れないこともわかっています

 なので、協力して欲しいことは、この戦争のあと

 新しい世界を作る段階です

 しかも、

 武力ではない、知力を使った、独特のジャンルです」と

 言われたわけです

 

上から目線で、ああしろ、こうしろと言われたら

反発を感じた人もいたかもしれませんが

これだけマイルドにしてあれば

反発する人はいないでしょう

 

核の話をすれば

日本の国会に向けた演説でも、アメリカ人も聞いていますから

どうしても、アメリカとの摩擦が起きます

日露戦争や、北方領土の話をすれば

左側の人の反発を招きます

どこからも異論の出ない

綿密に考えられた演説だと思います

 

それにしても、ご遺体の埋葬ができない

このつらさは、言葉では現わせないものです

私と私の親戚、家族はみんな関東に住んでいるので

東日本大震災での被害者はいませんでしたが

テレビでこの状況を見ていただけでも

胸のつぶれるような思いがしました

それを、まざまざと思い出しました

 

そもそも、日本文化の特徴は

「物事は、はっきりと言い切らない

 途中であえて止めて、あとは相手の想像力に任せる」

というところにあります

例えば、有名な俳句

「古池や かわず飛び込む 水の音」にしても

芭蕉の言いたいのは、カエルが水に飛び込む

ぽちゃん、という音ではなく

その小さな音が響くようによく聞こえてくるほど

しん、とした無音の、極端なくらいの静かさ

その静かなところに、古い池がある

と、なると、書かれてはいませんが

カエルは、ガマガエルやウシガエルではないでしょう

おそらくは、小さな緑色のアマガエル

飛び込む音も、ぱしゃん、ぼちゃん、ではなく

ぽちゃ、という、かすかな音でしょう

 

書かなくても、言わなくても、物事を伝えられる

この文化は、現在でも受け継がれています

私の大好きな、大河ドラマ「鎌倉殿の13人」

第一回で、頼朝と伊藤家の豪族、八重の間に生まれた

小さな男の子がいました

八重の父親は、この結婚に大反対

二人の仲は引き裂かれてしまうわけですが

伊藤家の家人が、その男の子に

「一緒に川遊びをいたしましょう」と誘います

次のシーンで、主人公は、川でその家人の姿を見かけます

手に濡れた子供服を持っています

それだけのシーンで、この子供が家人に殺されたこと

川で溺死させられたことが、十分に伝わります

 

ゼレンスキー大統領の演説は

はっきりと語らなくても

こうした「刺さる」方法を多様しています

耳で聞く言葉よりも

それによって想像させるものの持つ力の方が強い

それが、日本の文化の特徴であることを

よく知って、練り上げられたスピーチだったと思います

 

事故を起こした原発の扱いの話にしても

化学兵器の例として挙げた、「サリン」にしても

ご遺体の埋葬にしても

「侵攻の津波」という言葉にしても

演説では語られない巨大な悲惨を

強烈に想像した人は

私を含めて、たくさんいたことでしょう

 

それでいて、口当たりはどこまでもマイルドです

ゼレンスキー大統領の奥様は脚本家で

知り合ったのは大学時代

大統領がべたぼれして、何度もアタックして

口説き落としたそうですが

スピーチライターは奥様なのでしょうか?

これほどの腕のある方なら

脚本家として、ライターとして口説き落としたいという

出版社やテレビ局は、たくさん出てきそうです

 

支援の要請の内容も、

人道支援と復興支援ですから

経済的に強い日本にはピッタリだと思います

現在の国連の安保理事会に代わる新しい秩序作り、も

客観的に見ても

安保理事会に加入していない大国である

日本が一番適切でしょう

まさに、「適材適所」とでも言うところでしょう

 

私たち日本の一般市民に何をして欲しいかも

とても明らかにされていました

「復興支援」(もちろん、現在の人道支援も含みますが)です

具体的に、もっとわかりやすい言い方をするなら

ウクライナ義援金を送ってくれ、ということです

ただし、復興には何年もかかりますから

一時的ではなく、できることならこの先も続けてほしい

細く長く、ということでしょう

OKです

承りました

私は57歳ですが

一月五百円くらいでよろしければ

文字通り、生涯送金することくらいはできるでしょう

今まで、「お金を送るだけでいいのか?」と

ちょっと、迷いのようなものがあったのですが

大統領閣下の直々のお墨付きです

よその国の演説では、決して言わなかった

他国への称賛の言葉

「日本に栄光あれ」への返礼として

生涯、送金を続けさせていただきます

 

どこからも異論が出ず

はるか将来を見通し

日本に一番あった援助を要請する

この演説は、きわめてクレバーだと思います

 

お見事でした

 

さて、今日の支出ですが

野菜類と、なくなってしまったチキンブイヨン

支出の額的にも、この程度でしょう

 

あと、一つ書き忘れていたのが

今月のお給料の中から

老後資金に13万円貯金していたことです

通帳の額と、ちょうど13万円合わなかったので

前期の時に書き忘れていたことに気づきました

もうすぐ、500万と思うと

なんとなく、ワクワクしてきます

 

支出

消費(食費)            982

 

残額(4月3日まで) 

消費                 21018

コロナ支援費      2000円

     (キャリーオーバー   2000円)

投資                5000円

予備費                   4000円

家管理費積み立て        2千円

ボーナス        30000円

 

貯金総額

 プール貯         7146

 自分小遣い           2629

家管理費積み立て    5万6千円

 

定年後用貯蓄      447万5千円

目標残額      1565万5千円

 

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