ウクライナのために、ささやかすぎることを
この21世紀の世に、ここまで明白な侵略戦争が起きるとは
思いませんでした
ロシアの、ウクライナ侵略のことです
私がこんなところで言うまでもありませんが
今回、ウクライナには全く非はありません
一方的な被害者です
という人もいるようですが
どこの国が、どこと同盟関係になろうが
その国の自由です
他国がどうこう言うものでもありませんし
口実に侵略しようなどというのは、言語道断もいいところでしょう
もし、ある国がほかの国と同盟を結ぶと
自分の国が危なくなる時には
相手の国に攻め込んでもいい
自衛として認めてやろう、という理屈を
認めてしまうとすれば
日本だって、非常に危ないことになります
日本にも、日米安全保障条約があるからです
日米安保が自国の安全を脅かす、と言い出しそうな国が
すぐ隣にありませんか?
もう一つ、某将軍様のお国も、ずっと
日米安保どころか、軍事演習を一緒にやるだけでも
将軍様のお国の安全を脅かす、と難癖をつけてきます
今回、プーチンの理屈を正しいと思う人は
同じ理屈で、日本が攻め込まれたり、ミサイルを撃ち込まれても
日本が悪い、というのでしょうか?
そこまで腹を据えての発言なら
私の考えとは、全く違っていますが
一つの考え方として、尊重しようとは思います
ですが、同じ理屈でも
ウクライナが攻められるのはOK
日本が攻められるのはNG、というのなら
論理が破綻しています
せいぜいが、たわごと扱いで十分でしょう
戦争は、やめた方がいいに決まっています
平和が一番なのは、誰でも知っています
ですが
一方的に侵略戦争を仕掛けられ
降伏すれば、傀儡政権を作られ
生き血を吸い取られるような生活が待っていることがわかり切っているとなると
話は、そんなに単純ではなくなってくると思います
「ホロドモール」と言われる人工的飢餓
……これは、ソ連によって
1930年代に
意図的に引き起こされたと言われる飢饉で
これによる餓死者の数は、あまりに多くて正確には分からないけれど
少なく見積もっても700万人
おそらく1000万人を超えているのではないかと言われています
このおかげで、ウクライナ人の人口の20パーセント
なんと、5人に1人が犠牲になったもので
現在では、アメリカをはじめとする多くの国々で、
ジェノサイドだと認定されています
ググれば、すぐに資料がたくさん出てきますが
あまりにも悲惨で、胸が悪くなります
日本の第二次世界大戦の死者の合計数が300万人
……二発の原爆や、沖縄の地上戦、東京大空襲を
含めての300万人です……
少なく見積もった700万人でも
第二次世界大戦の日本の犠牲者の二倍以上が餓死、というだけで
どんな地獄が展開されたのか、想像はつくと思います
特に、そういうものが、得意でないという方は
絶対に調べない方がいいと思います
ここでは、かなり薄めて、ぼかして書いていますので
生のままの情報は、相当ショッキングだと思います……
これだけのことをしておいて
ロシアとウクライナは兄弟国、などと
一体どの口が言うのやら
プーチンや、極右ロシア人ならまだわかりますが
外国人が、良く調べもせずに
SNSで書くような言葉ではないのではないかと思います
ウクライナには、この「ホモドロール」の犠牲者の慰霊と
決して忘れることが無いように、と
ホモドロール記念館があるそうですから
ロシアから国を守る、独立を守る、という意識は
おそらく、外国人からは分からないほど、強いものがあるのでしょう
これほど抵抗が強固とは、ロシアの想定外だろう、と
某省に所属の、私の知人が言っていました
しかも、兵を出さないと言っていた西側が
これほど急速に足並みをそろえ
エネルギーが輸入できなくなる、という返り血を浴びることも構わず
世界の金融決済からロシアを排除するとは
ますます、想定外だったのだろう、というのが
某省に働く職員の平均的な感想だと言っていました
私が、ちょっとばかりウクライナに思い入れがあるのは
私が最初にファンになった、男子シングルのスケーター
当時は、ソ連代表だったアレクサンドル・ファデエフ選手が
ウクライナ人だったからです
覚えている方は、いるでしょうか?
まだ、あの当時は男子シングルは
さほど人気のある種目ではありませんでした
ちょうど、今は羽生のコーチをしている
ブライアン・オーサーと同時期
オリンピックの前のシーズン
東京で世界選手権をやったときに、オーサーを抑えて
男子シングルで優勝した選手です
ポップコーンのように、軽やかで、明るくて
ピーターパンの曲で滑ったら、どんなに映えるだろう、と思うような
無理矢理にたとえるとすれば
若いころの、バレエダンサー、熊川哲也と似た印象のスケーターでした
ちなみに
生涯で最初で最後でしょう
私が花束を買って、リンクに投げ込んだ、唯一の選手です
我ながらミーハーもいいところなのですが
衣装に合わせて、
ピンクのスプレーカーネーションと
カスミソウの花束
うれしいことに、フラワーガールではなく
ご本人が拾ってくれて、はにかんだような笑顔を浮かべて
私の方にお辞儀をしてくれたのも、良く覚えています
私より、少し年上でしたから
今は、59歳か、60歳
ウクライナにいれば、国外退去を禁じられた年齢に当たりますから
今頃、あの戦車の前に素手で向かい合っている村人の中に
ファデエフ選手がいる可能性もあるわけです
オフィシャルには、侵略戦争に反対だから
ウクライナを支えたい
どんな国も、他国を侵略してはいけない
21世紀の現在、武力に武力でぶつかるのではなく
武力以上に手厳しい、非武力で締め上げたいから
それには
日本国内で、侵略戦争反対のうねりを作り
ロシア制裁をしなくては、政治家たちが
選挙に落ちかねないくらいの空気を作り
ドンドン、プレッシャーをかけていきたいから
ウクライナの支援活動をしたい
プライベートには
元ファンとして、大好きだった選手に
砲撃や銃弾で体がつぶれるような死に方をさせたくないから
で、何ができるか、とあれこれ考えたところ
ウクライナのことは、
ウクライナに聞くのが一番だろう、という結論に至りました
ウクライナが日本の一市民に何をしてほしいのか
探してみることにしました
募集は二つありました
一つは、義勇軍の参加
……いやいや、これはハードルが高すぎます……
二つ目は、募金
はい、これならできそうです
それでも、少し迷いました
募金に抵抗はないのですが
その募金で、武器を買うのだろうか、ということが
どうしても引っ掛かりました
ウクライナの状況は気の毒だとは思いますし
ロシアは許しがたいとは思いますが
「このお金で、銃弾を買って、ロシア人を殺しなさい」と言えるほど
私は腹が据わっていません
平和ボケの、甘ちゃんです
とても安心しました
「食料や医薬品などの、人道的支援に使います」とのこと
大使館の発言ですから、これは信用できます
本当にささやかな額ですが
たとえ買えるものが
消毒薬が1ビンか、2ビン程度のささやかなものだとしても
ないよりも、ある方が絶対にマシでしょう
北京オリンピックの時には
「今日は神様が嫌いになった」と言った選手がいましたが
どうか、ウクライナの人達が
そして、侵略戦争反対、という素朴な思いを持つ
私を含む、ささやかな力しか持てない人たちが
神様を嫌いになる日が来ませんように
もし、おいでになるのなら
神様、働いてください、と言いたいです
さて、今日の支出ですが
コロナの支援にと思っていた額を
ウクライナに回しました
それ以外の支出は無し
会計的には、安定してきたかな、と思います
支出
コロナ支援費(ウクライナ募金)
7000円
残額(3月10日まで)
消費 33000円
コロナ支援費 0円
(キャリーオーバー 0円)
投資 2430円
予備費 4000円
家管理費積み立て 2千円
ボーナス 30000円
貯金総額
プール貯金 46146円
自分小遣い 2536円
家管理費積み立て 5万6千円
定年後用貯蓄 434万5千円
目標残額 1565万5千円