老活、始めました~貯金目標・定年までに2000万~

55歳、手取り23万のバツイチシングル女子が、定年までに1000万の貯シングル女子が、定年後の「人生の放課後」を楽しく生きるための準備をします。家計簿は毎日公開、定年までに2000万円かくほするのが目標ですが、お金を使わずに楽しく暮らす方法も提案します。

大河ドラマ・鎌倉殿の13人・レビューと感想 第8回 いざ、鎌倉

今年一年間のお楽しみ

「雲切仁左衛門」と合わせて、NHKの受信料の

元をとった、と思える番組

大河ドラマ、「鎌倉殿の13人」の感想とレビューです

 

今回の見どころは、前回、ちょっとだけ登場して

保護してもらっていた東北から

頼朝の元にはせ参じよう、という

日本史のヒーローの一人、源義経の本格的な登場です

 

ただ、この義経の実像というのは

平家物語を読んだだけでも、ウンザリするほどのパワハラ野郎

私の中では、上司にしたくない人の、圧倒的なNo1です

さあ、どう描かれるか、とワクワクしながら見ていたら

 

一行がのんびりと進んでいく途中

おなかが減ったから、と義経がウサギを射ます

これが、そもそものきっかけでした

 

一行が、やった、ウサギ汁だ~、と、盛り上がっているところに

猟師が一人、そのウサギは自分のものだ

矢を見てみろ、自分のだろう、ともっともなことをいい

ウサギを持って帰ろうとすると

義経が弓比べを提案します

二人で矢を射よう、

ウサギは遠くまで飛んだ方のもの、というわけです

腕自慢らしい猟師は、わかった、とばかりに矢を射ます

はるか彼方に飛んだ矢を見て、満足そうに笑い

ふと、義経が矢を射ていないことに気づき

どうした、と言いかけたところで

義経は、突然、猟師を射殺します

そのあとで、証拠隠滅でしょう、猟師の死体に足をかけて

自分の矢を抜くと

ふと、近くの富士山に気づき

ピクニック気分で、山登りだー、と駆け出していきます

 

……お見事、としか言いようがありませんでした

  義経は、戦がうまいというより、思いもよらない奇襲が得意

  当時の、ちょっとスポーツの試合に似ていて

  フェアプレーのルールに基づくというような

  「まっとう」な戦をしない

  いわば、「卑怯」な指揮官です

  これは、「ルール」を知らなかったのか

  知っていても、わざと破ったのかは、わかりませんが

  この「卑怯な戦い方」のおかげで

  勝利を収めたに過ぎないところは

  実は、フランスのジャンヌ・ダルクととても良く似ています

  こういう将だったので

  ジャンヌは最後に、あれほどつくしたフランス王から見捨てられ

  義経は、兄の頼朝から見捨てられるわけですが

 

  脚本家が、三谷幸喜ですから

  もうひとひねりあるか、と思っていたら

  なんと、「血まみれモーツァルト

  あるいは「トウモロコシ畑の子供たち」で来るとは

  思いませんでした

 

  「モーツァルト」は、ご覧になった方はいらっしゃるでしょうか

  映画にもなった「アマデウス」で登場する

  モーツアルトのイメージです

  このモーツアルトは、確実に天才なのですが

  子供のまま、大人になったようなキャラです

  子供、純粋、というと、ピュアできれいに見えますが

  モーツァルトは、本当の子供のまま

  子供の残酷さや、不愉快さ

  例えば、セミを捕まえて羽をもいだり

  障害のある人の姿を、面白いからと声を上げて笑ったり

  そうした要素を、そのまま残して大人になっています

 

  「トウモロコシ畑の子供たち」というのも

  何度か映画になっていますが、ステイーブン・キングのホラー小説です

  これは、道に迷って

  子供ばかりで、大人のいない村に迷い込んでしまうところから

  始まるホラーです

  この村では、子供たちが、悪例のようなもののお告げを受けて

  大人を虐殺しまくった結果生まれた村でした

  いや、怖かった

  子供の出てくるホラーというのは、怖いのが多いのですが

  これも、主に、子供というのは

  無邪気に純粋に、恐ろしいことをするから、というのが

  大きいように思います

  

  本作の義経も、このパターンです

  無邪気で、ピュアで、残酷で

  「殺すなかれ」ということすら知らない

  知っていても気にしない

  これでいて、だまし討ちの名手なのですから

  これは、頼朝ならずとも

  「始末しておかなくては、こちらがアブナイ」と思います

  この義経も、もう死亡フラグが立ちました……

  

さて、一方頼朝ですが

つい数か月前に、石橋山で大敗し

命からがら逃げだしてきたのですが

千葉の最大の武者、ハードボイルド・広常を味方につけ

広常の2万の軍勢をてにいれてからというもの

東武者は、昨日の敵は今日の友

勝ち馬に乗るのが当然、という、

なんともあっけらかんとしたもので

軍勢はどんどん膨れ上がっていきます

 

ですが、坂東武者というのは

単に、戦っても勝てない相手だから、くっついているだけで

別に、忠誠心があるわけでも、敬意があるわけでもありません

しかも、「昨日の敵」時代に、

戦で親戚を殺された相手同士が

頼朝の下に入ったからと言って

いきなり、「友」になれるわけがありません

寄せ集めの頼朝軍は、坂東武者同士で

あちこち、ゴタゴタしています

 

何かに似ている、と思ったら

外様大名の寄り集まりのような感じです

お互いに、恨みがあったりなかったり、

トップに対しても

別に自分が選んだわけではない

たまたま、一番強いというタイミングと時流のようなもの

 

ですが、家康と違って

本作の頼朝は、どう見ても「大将の器」ではありません

東武者同士で、ギクシャクいても

自分と坂東武者の間に隙間風が吹いていても無関心

自分はあいつらとは別格なのだから、と

完全に見下しています

 

それでも、頼朝には、戦国ゲームで言う「士気上げ」の

能力だけはあります

主人公・義時が

一緒に飲み会に誘い、一緒に飲み始めると

とたんに、坂東武者達がコロリとやる気になってきます

 

いきなり大軍になった頼朝軍

戦はほとんど数で決まりますから

石橋山で勝ち組の総大将だったはずの大庭は

今度は、ほとんど戦う前から負けが決まったようなものです

ということは

大庭の右腕のような立場にあった

イアーゴー・梶原景時も、今度は不利か、と思ったら

あっさりと

今度の戦は負けが決まったようなもの

大庭の家人ではありません

ここまでのようです、と、一方的なお別れ宣言

さっさと自宅に帰ってしまいます

 

頼朝が鎌倉に入り

ついに、政子達も疎開先から鎌倉に入ることになりました

ですが

疎開先でしたから、みすぼらしい作業着しかなく

政子は、こんな格好で会うわけにはいかない

服も化粧も、と騒ぎだします

一緒に疎開していた、父親の後妻、りくも

ついでに妹まで、着替えと化粧をしたいと騒ぎだす始末

こんな時期に、どうやって女ものの衣装など、と

頭を悩ませる主人公・義時に

親友・義澄が

近くに梶原景時の館がある、と教えてくれます

 

確かに、景時なら

頼朝のことも見逃してくれたことがあるし

何と言っても、洗練された文化人で

見るからに教養があり

東武者の中では、「掃き溜めに鶴」ですから

女ものの衣装を持っている人がいるとしたら

景時しかいないでしょう

 

で、昨日の敵、というか、

景時に限っては、

「昨日、自分たちの陣営にも二股をかけてきた、敵モドキ」ですから

当然「今日の友」とばかりに

衣装を借りに行くと

イアーゴー・景時は、優雅に鉢植えの手入れをしています

今の盆栽を大きくしたような寄せ植えの松に

丁寧にハサミを入れながら

ちょうどよいころ合いだった

大庭とたもとを分かったところだ、と言います

理由は「粗暴な男はきらいでな」

 

……うわあ、イアーゴー・景時の

  イアーゴーらしさが爆発しています

  有利な方につくのは、坂東武者の性質のようなものなので

  ここでは、何も言わないことにして

  大庭は、景時に一目置いて、

  かなり大事に扱っていました

  パワハラまがいのこともせず、いつも策を聞き

  提案は、よく受け入れてきました

  つまり、ある程度は心のつながりがありそうな

  そんな間柄に見えたのですが

 

  景時には、一切、その気はなかったわけです

  それどころか

  例えば、体育会・和田や、ハードボイルド・千葉と比べれは

  かなり文化的であった大庭に対しても

  「粗暴な男」と内心では小ばかにして

  「嫌い」だったわけです

 

  こういう、人よりちょっと賢くて

  妙に洗練された、自分の世界を確実に持っている人

  こういう人が、「じぶんより下」だと思う相手に仕えていると

  こういう、ゾクッと来るような冷たさを見せることが

  良くあります

  そして、こういうタイプの人は、たいてい誰を見ても

  「じぶんより下」と思いがちなので

  万年不満症候群、と私の名付けている

  ものすごく、怖い心理状態にあることがほとんどです

 

  やっぱり、このイアーゴーも、とんでもなく邪悪でした……

 

さすがに、趣味が洗練されているだけあって

実に麗しい衣装三人分を用意してくれました

……それにしても、これだけ雅なら

  政子は頼朝ではなくて、景時に惚れそうなものなのに

  どうして景時ではないのか

  見ていて、そちらの方が不思議になってきます

  雅のレベルが高すぎて、政子にはついていけなかったのでしょうか……

 

「御台所様のご入場」にふさわしい

壮麗な行列になり

いかにもおしどり夫婦に見える、頼朝と政子の姿も

見物していた土民たちの、あこがれのため息を誘いますが

その実

頼朝は、前回で浮気した漁師の妻を、鎌倉の御所に引き込んでおり

政子を迎えに立ち並ぶ召使たちの中で

その「妾」が政子を睨みつけており

今後の波乱は確実になってきました

 

……とはいうものの

  これに関しては、頼朝もお気の毒で

  頼朝の浮気は、一種の「文化の違い」

  義経と頼朝だって、腹違いの兄弟ですから

  当時の都では、妾がいるのが当たり前、というよりも

  むしろ、一夫多妻制

  これに対して、坂東武者は厳格な一夫一夫制

  頼朝は、坂東武者を見下しているところがありますから

  自分から、坂東の風習に染まろうとは思わないでしょうが

  政子も政子で、折れるようなタイプではなさそうです

  ここは、一波乱もふた波乱もあるのが確実

  さあ、どう描いてくれるか、ますます楽しみになってきました……

 

頼朝の最大の敵方といえば

政子の前に夫婦になっていた八重の父親

頼朝と八重の子供も殺してしまい

八重を自分の家人と結婚させた、伊藤が残るくらいになりました

この伊藤の父親は

「あの時八重と頼朝の間を許していれば、こんなことには」と

愚痴る息子に

頼朝の人間性のレベルの低さ

「血筋を鼻にかけ、坂東武者を見下している」

そんな男に、大事な娘はやれない、と言います

なので、八重は頼朝の手に渡すな、それくらいなら、と

八重の夫になっている家人に、

八重の殺害を命じます

そして、八重の部屋で、いつまでも戦に行かない夫に

八重が、行かないのですか、と尋ね

夫が刀に手をかけたところで、今回は終わりです

 

頼朝に関しては、私もそう思いました

この人は、実力がない

あるのは、血筋という自分の力で得たのではないものだけ

それでいて

一種の「選民思想」があって

自分は棟梁だ、坂東武者は自分の配下だ、と見下すところがある

私は、非常に鼻について、キャラとしてはあまり好きではありません

というより、士気上げができる点をのぞけば

いつも、A宮のことを思い出してしまって……

おっと、このあたりでやめておきましょう

 

八重に関しては、正確な資料がないとのこと

今後どうなるか

私の推測を一言書いてしまうと

同じく、正確な資料がない女性がいます

北条泰時の母、つまり、主人公・義時の妻です

八重は、義時の初恋の人という設定ですから

これに収まるのではないかと思っていますが

さて、どうなることやら

 

さて、今日の支出ですが

何とか、ノーベイデイで乗り切りましたが

明日はさすがに、野菜類を買い込んでこないといけないようです

ついでに、おひな様のお菓子なども

張り込むことにしようかと思います

 

残額(3月10日まで)      

消費                 22000

コロナ支援費     2000円

     (キャリーオーバー 5000円)

投資              2430円

予備費                   4000円

家管理費積み立て   2千円

ボーナス      30000円

合計  黒字    7284円

 

 

貯金総額

 プール貯         46146

 自分小遣い           2536

家管理費積み立て    5万6千円

 

定年後用貯蓄      434万5千円

目標残額      1565万5千円

 

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