息子がコロナになりました
私の息子は今年で26歳になります
現在は京都から大阪に引っ越し、
駅近のワンルームマンションで一人暮らし
のんきな独身貴族を楽しんでおり
彼女はいるけれども、
お互いに結婚する気はないのだそうです
「一人を楽しんでいる」とのことで
私のところにもほとんど寄り付きません
一番最近あった連絡といえば、新年に送ってきたライン
「あけおめ」
……若者言葉で
「明けましておめでとうございます」の
省略形です……
仕方がありませんので、私も
「ことよろ」と返しました
……若者言葉で
「今年もよろしく」の
省略形です……
便りが無いのは良い便り、と言いますが
息子の場合は、これがまさにピッタリで
盆暮れ、ゴールデンウイーク
帰省するわけでもなく
敬老の日にも母の日にも電話一つ来るわけでもなく
一度、電話をかけてきたのは
引っ越し代が足りないから、
お金を貸してくれ、というときだけでした
ギリギリのピンチになれば
連絡はしてきますから、ここは考え様だ、と割り切りました
男の子ですから、多少疎遠でも
マザコンよりはずっとマシでしょう
連絡はしてきませんが
その分、親にパラサイトせず、自立しているわけですから
見事なものといえば、言えるでしょう
自分の足で、自分の人生を歩んでいるのだから
親の私が、すがりつくような真似をしては見苦しい
キタキツネの親は、一度自立させた子供は
絶対に自分の巣の周りには来させない
来ても、食いついて追い返すそうですから
万物の霊長たる人間様が、キタキツネにも劣るマネはできまい、と
ぐっ、と腹を据えました
お互い、無事に生きていればそれでいい
会いたくなったら、こちらから出向いていけばいい
泊まっていいものなら、泊めてくれるだろうし
そうでなければ、神戸あたりの
一度行きたかったホテルに宿をとることにすればいい、と
かなりのモヤモヤはなくはありませんでしたが
やっと、なんとか割り切れたのですが
珍しく、息子からラインが来ていました
どうしたんだろう、と思ったら
「コロナの濃厚接触者になった」
大げさでも何でもなく、目の前が真っ白になりました
いつ、どうして、と慌ててラインを返すと
彼女から，きのう、という返事
様子は？と聞くと
熱ある、41度、咳はないから大丈夫、とのこと
心臓が止まるかと思いました
濃厚接触者どころの騒ぎではありません
完全に感染しています
検査してもらったのか、家で一人で大丈夫なのか
宿泊施設か何かにとめてもらえないのか、と
病人の負担にならない程度に
あれこれ聞いてみたところ
薬や食料品はある、ティッシュやトイレットペーパー類もある
でも
保健所には電話は通じない
何度かけてもつながらないから、時間と体力のムダ
冷えピタと熱さましで寝てる方がマシ
パルオキシメーターも貸してはくれないけれど
「いらないよ、そんなの」の一言でした
看病に行く、と言ったところ
返ってきた返事は
「来るな、喘息患者」
引き続いて
「もう寝る、目が覚めたら連絡する」とのこと
しっかりしている、かもしれません
ですが、親の愚かさなのでしょうね
私がかかったら、私の方が重症になることも
基礎疾患持ちは、命の危険があることも、
息子は大の大人であることも、
十分すぎるほど十分にわかってはいるのですが
息子がたった一人で、コロナにかかって寝ている、と思うだけで
心配で心配で
どうにもなりません
特に、大阪は軽症、中症の病床は
すでに100％を超えていて
入院など、絶対にできないのだそうです
万一のことでも、と考えると、いてもたってもいられません
明日一日、様子を見て
場合によっては、看病に行こうかと思っています
さて、今日の支出ですが
仕事の帰りに
明日は、関東は大雪になりそうだと聞いたので
ちょっとたっぷり目に、なべ用の食材をいろいろ仕入れてきました
あとは、果物、パン、サンドイッチ等々
二日か三日、買い物をしなくても大丈夫な分くらいです
ちょっと値段は張りましたが、まあ、しかたがないか、と思っていたのが
息子からのラインを受ける、ほんの一時間くらい前のことです
なんと、のんきだったことか、と
しみじみと思っています
支出
消費 (食費・防災用品) 4617円
残額(2月14日まで)
消費 9039円
コロナ支援費 2000円
投資 4421円
予備費 4000円
家管理費積み立て 2千円
ボーナス 30000円
貯金総額
プール貯金 31146円
自分小遣い 1612円
家管理費積み立て 5万2千円
定年後用貯蓄 434万5千円
目標残額 1565万5千円
