羽生弓弦・高梨沙羅 全力応援
私はフィギュアスケートは好きで
全日本やら、世界選手権やらがあると
必ず録画して、楽しく見ているのですが
オリンピックともなれば、これは格別
しかも、三連覇がかかっている羽生選手の試合は
絶対に見なくては、と思っていたのですが
帰宅の途中、電車の車両に
大きな液晶があるものがあり
天気予報や、CMや、短いニュースを流しています
そこで、羽生の試合の結果のニュースが流れていました
ショートプログラムでジャンプを失敗して
8位、とのこと
急いで家に帰り、テレビをつけると
ちょうど、羽生選手のインタビューが流れていました
気の毒、としか言いようがありません
運がない、という一言がすべてでしょう
製氷直後の6分間練習か
羽生選手の前の二人の選手のどちらかか
つま先をついて踏み切るジャンプをしたときに
氷に小さな穴ができた
ちょうど、羽生選手がジャンプの踏切りをするときに
スケート靴の刃が、その穴にはまった
……確かに、ジャンプをする前に
後ろにつま先をつき、そのつま先で踏み切るジャンプがありますね
ルッツと、トゥと呼ばれている二種類のジャンプです
私は、かなり昔のことですが
伊藤みどりさんの試合を見に行ったことがあります
伊藤みどりサンは、ほかの選手と比べてスピードがあったため
リンクの途中では止まらず
わりに、手すりまぎわのところまで滑り込んできて
手すりに近い位置でジャンプをとんでいました
私が初めて見た、「生ジャンプ」は
伊藤みどりさんの、トリプル・トゥ(多分、トゥだと思います)
音楽を打ち消すくらいに大きく
ゴツッ、というか、ガリッ、というか
なんとも言い難い、不気味な音が響き
角砂糖くらいの大きさの氷のかたまりがえ5,6個リンクに飛び散り
そのうちのいくつかは、客席にも飛び込んできました
優雅なスケートが、間違いなく過酷なスポーツなのだと
はっきりと身に染みて思えた瞬間でした
確かに、あれなら氷に穴もあくでしょう
角砂糖五・六個分
削れてとんできた分、リンクの氷に穴が開くのは当然の話です
運が悪ければ、この穴にはまることもあるでしょう
通常の試合でも
ごくごくまれではあるけれど
無いことではないのだそうです
それが、どうして全日本でも、グランプリシリーズでもなく
このオリンピック本番で起きるのか
その後の演技は完璧だったことも
ますます、気の毒だと思いました
羽生選手の、苦笑い交じりで
何か悪いことをしたのかな、というコメントが
また、泣かせました
四年間、練習に練習を重ねて
ただひたすら、ストイックに勝利を目指してきて
その四年間が、ほんの一瞬
自分のせいではない、穴一つで崩れてしまった
どんな気持ちがするものか
想像すらできません
今度は、スキージャンプの話です
スキーはほとんど興味がなく
テレビのニュースで結果を見るくらいでしたが
この話だけは、ひどいと思いました
高梨選手が、スーツの規定違反で失格になりました
スキーのジャンプの時に来ていたスーツが
体よりも2センチ大きく
大きなスーツで浮力を利用してジャンプを行った
規定違反として、失格になった
ですが、この過程がなんとも後味が悪く
ちょっと、裏があるのではないかと疑いたくなるくらい
不透明なものでした
ほかの大会ではやったことのない
スーツの抜き打ち検査
しかも、全員ではなく、女子だけ
特に、中国よりも良い成績を出した選手を狙い撃ち
日本だけではなく、強豪国の選手が次々と失格になったと聞けば
深読みもしたくなるというものです
1本目のジャンプは失格になった高梨選手ですが
着替えて、2本目のジャンプを行い
かなりの結果を残しました
ですが、結局日本は四位
高梨選手は、インスタで
応援してくれた人と、同じチームの仲間に謝罪
責任を取って競技をやめることもで考えていると書き
順位はともかく、後味の悪さだけが残りました
二人とも、運が無かったとしか
言いようがないと思います
非難など、すべきではないでしょう
だって、本人の責任ではないのですから
高梨選手のスーツに関しても
百歩譲って、この「抜き打ち検査」に
一切の裏がない、正当なものだとしても
責任のある人を探すとすれば
選手に違反のスーツを着せたコーチや、
規定を確認しなかった監督でしょう
選手は競技に集中していますから
細かいスーツのことまで気が回らなくて当然
それを補う立場の人たちが
自分のすべきことをしなかった、
不勉強で、不注意で、選手につらい思いをさせたと
謝罪するのなら、わかります
それが、この人たちが知らんふりで
高梨選手ばかりが謝罪したり、非難されたりするのは
どう考えても、道理にあわないと思います
ただ
私が半世紀を超えて生きてきた経験として
運というのは、周りものです
運の悪いことがあっても
長くは続きません
もうだめだ、と思うことがあると
たとえ、しばらくの時差は合っても
その時差が、長い時には15年くらいだとしても
その悪運と同じくらいの、いい運が
必ずやってきます
年を取った人ほど
いい運と悪い運はほぼ同量
晴れの日もあれば、雨の日もある、と言います
羽生選手も、高梨選手も
とてもつらい時間を過ごしていると思います
ガンバレ
大丈夫だから、ガンバレ
お二人とも、この悪運と同じくらいの
どえらい幸運が、ドカンと降ってくるはずです
今を、超えてきてください
お二人は、不幸の前払いをしただけです
今は、オリンピックとそれに向けた練習や努力
競技が、人生で一番大きなパーセンテージをしめていても
この頃、人間は百まで生きるようになりました
まだまだ、この先の人生の方が、今までの人生の倍以上あります
必ず、この先の人生で
同じくらいの、信じられないような大きな幸運が降ってきます
トップアスリートではあっても、お若い方々に
半世紀以上生きてきた、人類の先輩として
どうしても、一言、書きたくなりました
私は大したことをできるような力は持っていませんが
せめて
全力応援させていただきます
羽生選手はまだフリーが残っていますから
フリーを応援するのは当然として
私が応援したいのは、お二人の「人生」です
うつむかないで
ファイト!
さて、今日の支出ですが
羽生選手の試合のビデオが見たくて
急いで、とんでかえってきましたので
スーパーにも寄れませんでした
幸か、不幸か、ノーベイデイの達成です
残額(2月14日まで)
消費 13656円
コロナ支援費 2000円
投資 4421円
予備費 4000円
家管理費積み立て 2千円
ボーナス 30000円
貯金総額
プール貯金 31146円
自分小遣い 1612円
家管理費積み立て 5万2千円
定年後用貯蓄 434万5千円
目標残額 1565万5千円
