老活、始めました~貯金目標・定年までに2000万~

55歳、手取り23万のバツイチシングル女子が、定年までに1000万の貯シングル女子が、定年後の「人生の放課後」を楽しく生きるための準備をします。家計簿は毎日公開、定年までに2000万円かくほするのが目標ですが、お金を使わずに楽しく暮らす方法も提案します。

今日はお気に入りのマンガの発売日

今日はお気に入りの本の発売日です

今回で五巻になるのですが

いつも楽しみで楽しみで

もったいないと思いながらも我慢できずに

帰りの電車で読んでしまいます

 

その本なのですが

実は、マンガです

「泣ける猫マンガ」として

ずいぶん、あちこちで取り上げられるようになったので

猫好きの方はご存じかもしれませんが

「おじさまと猫」です

 

もともとは、作者さん自身が

「何の気なしに描いた」というとおり

本当にささやかに、何の宣伝もなしに

ウェブに、ポンとアップされていた四コマでした

ですが

こんなにレベルの高い、ハートフルな作品が

どうして無料で公開されているんだろうと

本気で不思議に思っていました

 

これが、ほぼ三年前

しばらくするうちに、単行本化が決まったとのこと

応援がてら、買おうかなと思って

書店に行ってみると、三軒回って

全部が売り切れ、という

ちょっと信じがたいほどの売れ行きでした

それからは、あれよあれよという間に、

ガンガンコミックに連載が決定

(『鋼の錬金術師」を連載していた雑誌ですね)

期間限定のコラボカフェや

クレープ屋さんや、サンリオのキティちゃんとのコラボ

一番すごいと思ったのは

九州の鹿児島にある、猫神神社の絵馬になったこと

三年前とは比べ物にならないくらい

知名度も人気もアップしました

年末には、マンガではなく、絵本としても

出版されるそうで、

これも楽しみにしています

 

主人公は、タイトルどおり

「おじさまと猫」です

この猫は、第1話では 

ペットショップでの売れ残りの

名無しネコとして登場します

仕入れの時には(生きているものに対して、いやな言い方ですね)

まだ小さな子猫だったのが、

お店で売れ残っている間にすっかり大人になってしまい

「自分なんか誰もほしがらにゃい」と

世をすね、自分自身もことも大嫌いになっています

 

猫のセリフは「ニャー」ですが

猫の気持ちは、コマの中に

人の言葉で(少し猫式になまっていますが)書かれるので

読んでいて、よく伝わってきます

 

この店にふいにやってきた紳士

(これがタイトルの「おじさま」です)が

この猫を買ってくれます

 

それでも、猫は最初はこの紳士を信じられず

「バカなのか、このオッサン」

「返品にゃんか嫌だ」

「期待にゃんかさせないでくれ」と

すっかり、すさんでしまっていますが

この「おじさま」の

「私が欲しくなったのです」

「かわいくて  とてもかわいくて」という

短い言葉に、凍り付いていた猫の心が解け始めます

 

話しが進むにつれて

この「おじさま」は、広い家に一人きりで住んでいて

どうやら、奥さんに先立たれたらしいこと

今はしがない教室で、こどもに音楽を教えているけれど

もともとは高名なピアニストだったらしいことがわかってきます

「おじさま」の孤独で凍り付いていた時間も

猫と出会うことで、ゆっくりと動き始めます

 

そして、「おじさま」は猫に名前を付けます

名前は「ふくまる」

「お前に出会えたことが幸福だから

 ふくまる だよ」

名前なんて一生もらえないと思っていた猫は

この人につけてもらう名前なら

どんなものでもうれしい、と思っていたのですが

これを聞いて、

「うれしいって限りがないにゃ」

私は、ここを読むと

もう何度も読んでいて、あらすじもコマも

すっかり判っているはずなのに

毎回同じように泣けてきます

 

これが、1巻の冒頭です

5巻は、家を飛び出して迷子になってしまい

それでも、家に帰ろうと苦闘するふくまると

ふくまるを探し回る「おじさま」と

それをめぐる人間関係が描かれます

特に、迷子になった猫の話は読んでいるだけで

切なくて、つらくて、猫のふくまるがけなげでかわいそうで

ウェブに連載がアップされるたびに

泣きそうになりました

これが、描き下ろしも含めて一冊にまとまりました

一言で言うと

「涙腺崩壊」です

 

全編が優しさだけでできているような作品です

 

現実離れしてメンタルの強いヒーローは

まったく出てません

この話の登場人物は

現実のどこにでもいる人たちと同じ

誰もが生きることに少しずつ傷ついています

 

それぞれの抱え込んだ小さな傷が

お互いの優しくし合うことで

少しずつ、穏やかに癒されていく

そんな話です

 

この本の書店特典で

本屋さんで買うと、各本屋さんによって

イラストや、しおり

ビジュアルボードなどのプレゼントをもらえます

私が一番欲しいのは、おじさまとふくまるの

イラストビジュアルボードだったのですが

これがなんと、アニメイトの特典なのです

 

アニメイトというのは

いわゆる、「オタクの聖地」のようなお店で

アニメの原作、コラボ商品

ガチャ、DVDなどが

所せましと置かれているお店で

当然ながら、お客さんは高校生か、大学生がほとんど

つまり、私の子供よりもはるかに若い子に囲まれて

お買い物をしなくてはいけない、という

ものすごく恥ずかしい体験になるのですが

 

ふくまるとおじさまのためです

イラストボードのためなら

少しばかり(かなり?)恥ずかしいのも我慢します

仕事帰りに、買い込んできました

今さっきまで、夕食を済ませてから

ずっと読んでいました

やはり、泣けます

猫好きの方にも、さほどでもない方にも

イチオシのおすすめです

 

さて、今日の出費ですが

「おじさまと猫」で頭がいっぱいで

スーパーに寄るどころの騒ぎではありませんでした

おまけに

私の住んでいる関東は

夜に入ってから、何となく天気が荒れていて

下手をすると、大雨に巻き込まれそうな

雰囲気がありました

せっかく買った本が、通勤バッグ越しとはいえ

雨に当たっては傷んでしまう

特に、あれほど恥ずかしい思いをして

手に入れた、イラストボードが傷んでは

文字通り、泣くに泣けませんので

お宝を抱えて、大急ぎで帰ってきました

なので、出費は本代だけです

 

  投資           900円(本代)

 

 

残枠(6月14日まで)

  消費           4492

         コロナ支援        3300円

      投資           4453円

 

プール貯金            19786円+3800円

                 (合計 23586円)

 

 臨時収入残額     18250円 

 

定年後用貯蓄    53万円 

目標残額残      947万円

 

マンガは嫌いではない

特に、「手塚治虫賞」の作品は

外れナシで、よく読むのですが

どうしてもかさばって、置き場がなくなるので

近所のツタヤで借りることが多いです

全巻初版でゲットしているのは

この「おじさまと猫」だけです

本当に、お勧めですよ