老活、始めました~貯金目標・定年までに2000万~

55歳、手取り23万のバツイチシングル女子が、定年までに1000万の貯シングル女子が、定年後の「人生の放課後」を楽しく生きるための準備をします。家計簿は毎日公開、定年までに2000万円かくほするのが目標ですが、お金を使わずに楽しく暮らす方法も提案します。

大河ドラマ・鎌倉殿の13人・レビューと感想 第14回 都の義仲

今日は、新しい期の始まりではあるのですが

何と言っても、土曜日

毎回楽しみに見ている、大河ドラマ

「鎌倉殿の13人」を見てから、早くも、もう一週間

ということで

今日は、遅まきながら、第14回、木曽義仲回の感想とレビューです

 

前回、やっと八重に気持ちを受け入れてもらった

主人公・義時です

二人のほのぼのとした幸せそうな

何気ない会話から幕を開けた今回でしたが

 

前回、義仲は自分の真実を証明するため、と

嫡男の義高を鎌倉に人質に送ることにします

この義孝も、父のことをほんのわずかも疑わず

素直に鎌倉までやってきます

表向きは、頼朝の娘、大姫のいいなずけ、としますが

大姫も政子も、義高のあまりのイケメンぶりに

すっかり、歓迎ムード、特に大姫はイチコロです

 

……この義仲は、どこまでもまっすぐです

  正しいと思ったもの、「義」があると思ったことは

  何があっても貫きます

  そこに、損得勘定はありません

  ただただ、理想的な生き方を追求しますので

  その義仲に惚れた味方が、ぴったりと付き従います

  巴御前や、今井兼平あたりがそうです

  この二人は、義仲とは損得を超えてつながっています

  義仲が落ち目になっていけば、死までも共にしようとするでしょう

 

  この義仲は、少年漫画

  特に、「少年ジャンプ」の主人公タイプです

  義仲にインタビューでもしてみれば

  自分一人の力ではない、周囲の支えがあってこそだ、と

  「ワンピース」の主人公が言いそうなセリフを

  何の迷いもなく、言ってのけることでしょう

 

  ですが

  私は、この世というところは

  悪いことをしても、悪事の罰は下らないけれど

  ほんの少しでも愚かであれば、愚かさの罰は容赦なく下るところ、

  だろうと思っています

 

  そうすると、義仲はいかにも、愚かです

  まっすぐどころか、まっすぐな人間から

  うまい汁を吸って、吸いきったあとでは

  馬鹿な奴だ、と嘲笑してくるようなタイプは、確実にいます

 

  私は、純粋、まっすぐ、義を貫く、を選ぶような場合は

  こうしたタイプがいることをきちんと理解して

  それに引っかからないような眼を持たなくてはいけない

  そうしないと、自衛ができない、と思っています

 

  この義仲は、自衛のできないタイプです

  誰もかれもが、自分と同じような

  「正しい人」だと思っている

  これは、ズタズタに食い物にされるのが、目に見えています

  私は、義仲の悲劇というのは

  善意の人が、善意から来る愚かさゆえに破滅していく

  悲劇だと思っています……

 

少年ジャンプの主人公・義仲は

「悪逆非道の平家を討つ」と軍勢を率い

連戦連勝で、平家の逃げた後の都入りをします

義仲の、後見人のようにくっっいているのが、

人のふんどしで相撲を取ることしか考えておらず

頼朝から、鎌倉に出入り禁止まで食らった

「不肖の叔父、性格はゲゲゲの鬼太郎ねずみ男」の

源行家です

 

義仲の都入りの知らせに、慌てまくるのが頼朝です

これでは、義仲が手柄を全部持って行って

源氏の棟梁になってしまう、というわけです

 

これに、後白河法皇と義仲がうまくいくわけがないから

大丈夫だ、とほくそ笑むのが

都から来た文官、大江広元です

 

予想通り、義仲は全く都の風習や

宮中の教養を知りません

平家が安徳天皇と一緒に持ち去った、

三種の神器を取り返せ、と言われても

そもそも、三種の神器とはなんだかわからない

御所の建物には勝手に上がってはいけないという

ルールがあることも知らないので

後白河法皇の近くまでドスドスとやってきて

自分の太刀……しかも、毛皮付き……を差し出し

三種の神器が戻るまで、この太刀が守ってくれる、と言い出すので

周りも、法皇も、すっかり眉を顰めますし

後見人のようにやってきた、ねずみ男・行家も

田舎者でございますから、と平身低頭で詫びます

 

……多分、見ていた全員が思ったことでしょう

  義仲を田舎者と笑って、バカにしている連中は

  今まで一体何をしてきたのか

  気に入らない平家を都から追い落したのは

  義仲であって、都の連中ではありません

 

  何もしない、できない、実力もないのに

  血筋が正しいだの、都の文化を知っているだのと

  なんとくだらないことを

  見ていて、イライラしてくるくらいです ……

 

ただ、小ばかにして陰で笑っているくらいなら

実害はないのですが

恩賞をどうするか、その分配を握っているのが

この、京都の陰湿グループです

 

まさに、類は友を呼ぶのでしょう

頼朝が陰でコソコソ送った文が効果を発揮したおかげで

これまた、何もしなかった頼朝が恩賞の第一位

疫病神の、ねずみ男・行家が第三位

……はい、メチャクチャです……

 

恩賞に関しても、義仲は気にしません。

これでは収まらないのは、義仲の部下のほうです

命を張って戦って、これでは納得がいかない

確かにそうでしょう

なので、叔父のねずみ男・行家と一緒に

恩賞の仕切り直しを訴えに行きます

 

次第に大きくなってきた

都の公家たちと義仲との亀裂ですが

ついに、いつまでいるのか、といらだち始めた

後白河法皇の命令で、ジャンプの主人公・義仲は

不利な状況で、平家と戦わなくてはならなくなります

 

それだけではありません

仕切りなおしてもらった恩賞は、ますます頼朝に有利になり

東山道、つまり、義仲の本拠地である信濃まで

頼朝に与えられてしまいます

どうして法皇はこんな仕打ちを、と

戦どころではない、所領を取られかけた義仲は

都に戻って、法皇に面会を求めますが

都を知らない、無礼者だからと、あっさり追い払われます

 

……理由になっていないのは明らかです

  誰も教えないのだから、知らなくて当たり前です

  しかも、三種の神器を知らないから

  牛車からの降り方がマナーに反したからと言って

  平家を都から追い落とした功労者の所領を取り上げ

  鎌倉の源氏に、義仲を討ち取らせる理由にはなりません

 

  理不尽です

  どうにもならないほど理不尽です

  義仲のまっすぐすぎる気性が招いたことであるのが

  ますます、哀れです……

 

一方、鎌倉でもゴタゴタは続いています

戦に出ていく御家人たちは、

この戦は源氏の内輪もめ、坂東には関係のない話

だから、戦いたくはない

それに、坂東を留守にすれば、奥州藤原氏から

攻撃される可能性もある、と、大反対の真っ最中

確かに、一理ある話です

 

……初めから、頼朝と坂東武者は

  一枚岩ではありませんでした

  坂東武者が戦うのは、坂東をより良い土地にするため

  そもそも、主人公・義時だってそうです

  頼朝は単なる飾りで、頼朝自身は

  自分の血筋を鼻にかけてはいましたが

  それをまにうけていたのは、おそらく八重くらいのものでしょう

  

  それに、頼朝自身の器のなさが輪をかけました

  この頼朝は、人のプライドを傷つけます

  年上の御家人を、人前で怒鳴りつける

  かげでは、「あいつずれ」よばわりをする

  決定的になり切らないヒビが、小さく何度も何度も重なって

  いよいよとどめ、となったのが、愛妾・亀の一件

  確かに、そこに、源氏の内輪もめのために命がけで戦えと言われても

  「鎌倉殿のためなら何でもするってわけじゃねえんだ」 

  くらいは言いたくなるのが、道理でしょう ……

 

  深く納得したのですが

  なんと、この「クーデター計画」は

  作者、三谷幸喜サンの創作なのだそうです

  完全な、真っ赤なウソしてうわけではないそうですが

  確実な資料は何もない

  ただ、「こんなことがあったんじゃないかな」という

  いわば、歴史の資料のまんなかに、ぽっかりと空いた穴を

  想像力で補ったようなものなのだそうです

 

  すごい、というか

  こういうところがあるから、三谷サンのファンはやめられない、と

  思うのですが……

 

なので仕方なく、義仲討伐に行くのは

義経率いる先遣隊、ということになりました。

 

源氏の棟梁をめぐる争いですので

義仲を倒さなければならない、という頼朝派と

……メンバーは、イアーゴ・景時

  主人公・義時

  それに、姑息で陰湿で悪だくみなら誰にも負けない

  大江広元……

  

この戦はやりたくない、という坂東派

……メンバーは、その他の御家人ほとんど……

 

イアーゴ・景時が

坂東派にスパイとして送り込まれます

その報告は、今はまだまとまりがないけれど

芯になる人が入れば、頼朝派に勝ち目はない

 

その芯になる人、とは、

坂東で一番の勢力を持ち、発言力も一番大きい、千葉広常、と

誰もが思いました

 

ただ、広常自身は、

頼朝が石橋山の戦いで負けて、命からがら逃げのびてきてすぐ

大勢の軍勢を引き連れて、頼朝の陣営に入ると言いに行ったとき

わざと遅れていくと、頼朝は強い言葉で失跡した

その時の、頼朝の態度から

「頼朝は肝の据わった、見事な男」と

男惚れしているところがあります

御家人組にも関わり合い層にはなかったのですが

何を思ったのか、大江博元からの指示で

「向こうから誘いが来たら、向こうに入ってください」と

何やら、妙な策がありそう、とほのめかされました

 

鎌倉は二つに割れた、というところで

今回は終わりです

 

割れた、というよりも

もともと、二つだっただろう、

これを無理やり一つにしようとしても、無理ではないか

私個人は、そんな風に思っています。

 

次は、いよいよ15回です

実は、第15回の脚本は相当すごいらしくて、

主演の義時や、広常、頼朝あたりのメインの役者さんたちが

口をそろえて

第15回をほめそやしています

 

一体どんな内容になるのか

何も言わず、ただ、テレビの前に陣取って

父と一緒に

ワクワクしながら、番組の始まるのを待つことにします

  

さて、今日の支出ですが

ノーベイデイで乗り切りました

さすがにに、期の初日から

あまりがんがんは使いませんよね……

 

残額(4月27日まで) 

消費                  22000

コロナ支援費      2000円

     (キャリーオーバー   6000円)

投資               5000円

予備費                   4000円

家管理費積み立て        2千円

 

 

貯金総額

 プール貯         25646

 自分小遣い           3799

病院用予備費         39万

家管理費積み立て    6万0千円

 

定年後用貯蓄      447万5千円

目標残額      1565万5千円

 

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