老活、始めました~貯金目標・定年までに2000万~

55歳、手取り23万のバツイチシングル女子が、定年までに1000万の貯シングル女子が、定年後の「人生の放課後」を楽しく生きるための準備をします。家計簿は毎日公開、定年までに2000万円かくほするのが目標ですが、お金を使わずに楽しく暮らす方法も提案します。

大河ドラマ 鎌倉殿の13人 第11回 「許されざる嘘」

今回は、主人公義時の縁談から始まります

相手は八重

主人公・義時が姉の政子と妹の実位に

結婚の報告をし、頼朝も含めてご一同様が集まったところに

八重を呼びます

で、プロポーズしたところ、八重の返事は

はっきり一言

「お断りします」

主人公・義時の見事な撃沈と、号泣からドラマが始まりました

 

……私としては、良かったね、と言いたいところです

 というのも、今の段階では、主人公・義時は

 いわゆる「寝取られ亭主」の役回りになるのが

 確実だからです

 八重には、一度「前科」があります

 前の夫と暮らしていた時に、夜、頼朝が訪ねていくと

 いそいそと扉を開け、お入りくださいと招き入れます

 ただ、タイミングが良かったのか悪かったのか

 予想よりずっと早く、まさにちょうどその時に夫が帰ってきたので

 頼朝との浮気は、未遂に終わるのですが

 

 こんなに近くに八重を置いておくのは

 少なくとも、頼朝はその気だからでしょう

 前回、書きそびれましたが 

 頼朝は八重のところに、やはり夜にしのんで会いに行き

 たまたま八重のところに来ていた義時に見つかり

 政子と夫婦でありながら、とあきれられるシーンがありました

 八重のほうも、今のことろは

 魚心あれば水心、という感じですから

 ここで、下手に結婚してしまうと

 視聴者は、あまり見たくないものを見せられる羽目になりそうでした……

 

一方、政治的な話では

頼朝が「鎌倉殿」、その他の武者は「御家人」と

上下関係がはっきりしてきました

御家人の筆頭は、実力的にもハードボイルド・千葉ですが

まとめ役の役職は、石橋山の敗戦の直後

手柄を立てるので、侍所の別当にしてくれ、ともうしでて

面白い、と快諾された、体育会・和田が就任します

頼朝は、口に出したことは守るから、と

なかなかのカンロクが付いてきました

 

ですが、体育会・和田は、

よくいる、熱血過ぎてウザい、と言われる

学校の体育の先生タイプ

とても、人の上にたてるようなタイプではありません

そこで、頼朝は「前から気になっていた者」を

呼び寄せることにします

はい、梶原景時の出番です

 

景時は、一度は断ります

自分は、人の間違いをいちいち指摘する

かえって足並みを乱す、と

 

……これは、景時は狙ってきましたね

  つまり、自分は「お目付け役」がふさわしい

  この「お目付け役」をやるには、他人からの反発を防ぐために

  特別な地位が必要です

  暗に、ほかの御家人より一段高く、

  頼朝に一歩近い地位を求めたわけです……

 

主人公・義時はそれでも

頼朝が会いたがっている、と言います

つまり、この条件でリクルート完了です

イアーゴ・景時、どこまでも見事です

 

源氏は、バラバラだった兄弟が

頼朝のもとで勢ぞろいしました

義経に加えて、範頼、全成、義円の三人です

全成と義円は出家して、僧になっていますが

この二人の「でき」は相当に違います

全成は、密教の術と、風水、占いの修行を重ねた

とのことですが、どう見ても、詐欺師とすれすれの役立たず

 

もう一人の弟、義円

この人も僧ですが

かなり博学なうえに、いかにも僧らしい清潔さ、というか

高潔さがあふれているような、高貴なたたずまいです

 

この義円が弓の練習をしており

まさに、的のど真ん中に当て

そのそばで、義経がふて腐っているとき

……義経は、このドラマでは

  弓はあまりうまくはありません

  ウサギを射ようとして外し

  遠矢の距離も、その辺の猟師よりも下ですから

  むしろ、苦手なのかもしれません……

 

そこに、頼朝がやってきます

そして、義円の弓をほめると、次の戦に向けて

何をすればよいか、と二人に尋ねます

……こういう、どららが賢くて、どちらがバカか

  それが一目でわかるような問答シーンを書かせると

  三谷幸喜サンはとても上手です

  前作「真田丸」でも、秀吉の甥、秀次の登場シーンが

  このような問答シーンでした

  秀次が、「人懐っこいおバカ」で、線が細い性格であることを

  ものの数分で確実に印象付けるような、見事なシーンでした……

 

義経の答えは「武具を磨く」

……はい、おバカ決定です

  義経は、確かに作戦は上手に立てましたが

  特に、軍事が得意というわけでもなさそうです

  一種の「本能」なのでしょう……

義円の答えは、孫氏を引用して

孫氏では、五つのものが必要とされています、と

すらすら五つを暗唱して見せます

……どう見ても、義円の方が

  一軍の将にふさわしい、正統派です

  義経は隅っこで、盛大に拗ねております……

 

オマケに、政子達に紀貫之の短歌の解説をし

すっかり感服した政子から

指南役になって欲しいと頼まれたりしています

間違いなく、文武両道

頼朝も、頼れる弟、と言っていますので

義経は、ますます拗ねまくっています

 

この人は、幼児がそのまま、

純粋さも、未熟さも、残酷さも、すべて幼児並みに持ったままで

大人になったような人物

アマデウス」出てくるモーツァルトのような

それでいて、人を殺すことにも何の罪の意識もないので

平気でだまし討ちにもかけてしまうという

「血まみれアマデウス」ですから

まず、ろくなことにはならない、そんな不穏さが漂っています

 

そこに、運悪く頼朝の叔父がやってきます

この叔父は、実力もないのに大口をたたいて

平家を倒す、兵を貸せ、と言いまくるので

頼朝には、居留守を使われて会ってもらえません

なので、この叔父は

頼朝の弟たちに会い、一緒に来て戦おう、と

激を飛ばすのですが

どの弟からも相手にされなません

ですが、ただ一人

義円だけは、京都にいたときに世話になったから、と

心の揺れを見せます

 

ここにつけこむのが、義経です

義円に、あなたは頼朝から信頼されていない

大事にも思われていない、とウソをつきます

頼朝の信頼を得るには、叔父と一緒に戦に出て

手柄を立てるしかない、とウソを重ねます

頼朝に挨拶をしていきたい、という義円に

止めた方がいい、頼朝は一番いいわけが嫌いだから、とウソを重ね

義円が頼朝に手紙を書くと

必ず渡す、と言いながら、破り捨てます

 

翌日、頼朝が義円の姿が見えないが、というと

義経は何も知らない、とシラを切りますが

破り捨てた手紙が修復されて、目の前に突き付けられます

景時が、全部見ていた、とのこと

義経のウソはあっさりバレたうえに

頼朝に、心を磨け、とお説教されます

おまえを後継ぎに、とも思っているのだから、と頼朝は言うのですが

 

……さあ、これは大変です

  政子は頼朝の子を妊娠中です

  男の子なら、この子が後継ぎなのは当然なのですが

  その「当然」が義経には伝わりません

  義経は、なんといっても「血まみれアマデウス」ですから

  大人の常識が全く通じません

  子供のことなど、頼朝は何も言わなかった

  自分が次の「鎌倉殿」だ、頼朝はそう言った

  これは、義経が大暴走する伏線でしょう

 

  義経にしては、「悪いことをした」とも思っていないのでしょう

  これは、二歳くらいの幼児が、弟や妹ができると

  やきもちを焼いて、赤ちゃん返りをしたり

  兄弟をイジメたりする、という発想と同じです

  頼朝が自分を大事にしてくれなくなった

  義円のせいだ、だから、義円がいなくなればいい

  それだけなのでしょう

  罪の意識がない、というよりも、いいことと悪いことの区別すらつかない

  悪いことをしてはいけない、という道徳すらない

  頼朝は、義経に「心を磨け」と言いましたが

  この義経は、「心」がありません

  あるのは本能だけですから、心の磨きようがありません

 

  もう一つ、景時とのゴタゴタも

  ここから始まるようです

  義経にしてみれば、あいつが告げ口をしたから

  頼朝に叱られた、と思っているでしょうから

  これは、今後あとをひきそうです……

 

義円は、叔父とともにそのまま討ち死にしてしまいます

……義円が義経語時に騙されるから、という言い方も

  しようと思えばできるのですが

  この義円は、あまりにも澄み切っていて

  あまりにも、高潔でした

  弟に会えて、本当にうれしかったのが、よく伝わってきました

  まさか、弟が「血まみれアマデウス」とは思わなかったのでしょう

  

  本当に「良い人」というのは

  確かに、「悪い人」が理解できない

  なので、知らないうちに、きれいに引っ掛けられる

  これも、実際の世界でもよくあることのように思います

 

  私が50年と少し生きてきて、つくづく世の中というのは

  悪い人には、悪いことや悪い性格の罰は当たらないけれど

  少しでも愚かだと、愚かさの罰は必ず当たる

  しかも、ひどい罰が下される

  そんなものだ、と思っているのですが

  この義円を見ていて、私のこの、ちょっとばかり悲観的な人生観を

  もう一度、思い出しました

 

  それにしても、惜しい人、生きていて欲しい人ほど早く退場していく

  こんなところまで、リアルなドラマだと思います……

 

もう一つ、この回のタイトルとなった「許されざる嘘」

があります

政子は妊娠中ですが、男の子が生まれるように、と

願掛けで、「良いこと」をすることにします

そこで、今までとらえていた伊藤の親子

つまり、八重の父親と兄を

恩赦することにします

 

主人公・義時は、振られはしましたが

それでもまだ、八重のことが好きですから

今では、自分の領地となった、昔、八重たちが住んでいたところに

もう一度、戻ってきて住めばよい

時が経ては、わだかまりも怒りも消える

それが時だ、と八重を説得します

 

まだわだかまりは残っているものの

なんとなく、和気あいあいとしてくる

伊藤家の三人ですが

正式の装束に着替えて、頼朝のところに

あいさつに行こうと準備をしているところに

伊藤の父親が汚れ仕事、特に、暗殺に使っていた

善児が入ってきます

無事だったか、と嬉しそうに声をかける伊藤の父親でしたが

へえ、と答える善児が、背中に隠した手に

刃物が光っています

 

実は、善児は北条の兄を殺した時に奪った

物を持っていたことから

下手人であることがバレて

どうしようか、と頼朝に相談が上がっていたのでした

 

主人公・義時が着いた時には

伊藤の二人、八重の父と兄はすでに殺された後

その場にいたのは、イアーゴ・景時

装束に着替えれば、刀が手に入る

だから、その刀で自害したのだ、と言いますが

事実ではないのは、主人公・義時でなくてもすぐにわかります

 

主人公・義時は頼朝に怒鳴り込みます

爺様はもう帰っては来ません、と

……この時代、坂東武者は誰もどこかで血縁関係があります

  義時は、八重の父親の孫にあたる   

  かなり濃い、血縁だったわけです……

 

だんだん、話がハードになってきます

今後、史実では目も当てられないような

陰惨な権力争いになってくるのが

怖いような、楽しみなような気がします

 

さて、今日の支出ですが

何とか、ノーベイデイで乗り切りました

ゴールデンウイークには息子もかえってきますので

その時用の軍資金を

少し、ためておくためにも

今期は節約をモットーにしようかと思っています

 

 

支出

消費(食費)            0

 

残額(4月3日まで) 

消費                 21018

コロナ支援費      2000円

     (キャリーオーバー   2000円)

投資                5000円

予備費                   4000円

家管理費積み立て        2千円

ボーナス        30000円

 

貯金総額

 プール貯         7146

 自分小遣い           2629

家管理費積み立て    5万6千円

 

定年後用貯蓄      447万5千円

目標残額      1565万5千円

 

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