老活、始めました~貯金目標・定年までに2000万~

55歳、手取り23万のバツイチシングル女子が、定年までに1000万の貯シングル女子が、定年後の「人生の放課後」を楽しく生きるための準備をします。家計簿は毎日公開、定年までに2000万円かくほするのが目標ですが、お金を使わずに楽しく暮らす方法も提案します。

98200円の大損害を回避できた話 ~ フランスの宝石店なんて絶対信用しません ~

以前、父の誕生日の話を書いていた時に

誕生日のプレゼントは特にいらないから

電池が切れてしまって、動かなくなった

腕時計の電池を入れに行ってほしい、と頼まれた、という

記事を書いたことがありました

 

実は、本日大激怒している内容は

その記事の続編のようなものです

 

父は以前、フランスで働いていた時期があり

その時期に、記念に何か、ということで

腕時計を一つ買っていました

ブランドは、フランスの有名宝石店

「ショーメ」です

なんでも、ナポレオンが皇后ジョセフィーヌ

ティアラを作らせたという

歴史と伝統と、フランスの誇りを混ぜたような

すさまじい名店なのだそうです

 

私の手の届くようなお店ではなく

父が買ったのも、当時一番安かった腕時計とのこと

それでも、いくらしたのかと聞いたら

10万くらい、といつていましたから

やっぱり私には手が届かないことには変わりはありませんでした

 

その腕時計が止まったのは、かれこれ五年以上前

当時、近くのデパートのショーメ売り場にもっていったところ

もう、作っていない型番なので

入れ替えられる電池がない

パリの本店に頼まなくては、と言われて

それほどのものでもないから、と

諦めたままにしているけれども

私の勤め先が銀座の近くなので

ショーメの本店は銀座にあるはずだから

ちょっと足を延ばして、本店まで出向いて

本店に電池の予備がないかどうか、聞いてきてほしい

とのことでした

 

父は足があまり良くありません

銀座とはいえ、地下鉄に乗り降りもありますし

駅から少し歩くところにいくのは

多少、つらいようですので

これは、誕生日プレゼントにピッタリ

お安い御用、とばかりに時計を預かって

本店まで出かけました

 

実に、立派なお店で

普段の通勤スタイルで中に入るのが

ちょっと申し訳ないような印象でした

何しろ、扉のところには

店員さんがドアマンのように立っていて

お店に入ろうとすると、いちいちドアを開けてくれるのです

思わず、バブルのころにはやった

ディスコの黒服

……服装がダサかったり

  場違いだったりする客がくると

  慇懃無礼に入場を断った

  あの、有名な店員さんたちです……

久しぶりに、あれを思い出しました

 

一階の受付カウンターで

ゼロの数を見間違えたのではないかと思うような額の

指輪に囲まれながら

時計を取り出し、電池の交換を頼みました

やはり、もう製造していないので

電池のスペアがあるかどうか

無ければ、パリの本店に問い合わせなくてはいけないので

時間も費用もかかるとのこと

とりあえず、見積もりだけお願いして置いてきたところ

 

二週間ほどして、連絡がありました

なんと、電池がないから動かないのではなく

動かないのは故障のため、とのこと

パリに送り、修理しなくてはいけないので

見積額は、約10万円、とのことでした

 

正直、迷いました

自分ボーナスがあるので、払おうと思えば

払えない額ではありませんし

少なくとも、父に対してお金をケチってまで

貯金をしたいとは思いません

そのくらいなら、三カ月くらい長く働く方が

ずっと気持ちがいいです

ですが、父はどう思うか、

父の意見を聞いてみたところ

もともとが10万の時計なのだから

同額か、消費税をいれてそれ以上をかけて

治す必要もない

一万も出せば、文字盤がはっきりして

見やすい時計が買えるから、修理の必要はない、とのことでした

 

なので、修理は不要です、とショーメに電話して

もう一度、銀座のドアマンに扉を開けてもらって

二度と来られないような、高級すぎるカウンターで

時計を引き取ってきました

 

で、問題はそのあとです

私の時計が、ちょうどその時、まさに「たまたま」

電池が切れて、動かなくなりました

……私には、こういう「たまたま」が良くあります

  宝くじに当たるようなタイプの幸運ではありませんが

  それでも、絶体絶命からは、

  決まって運よく救われるような

  不思議な幸運に恵まれていると、自分でも思います……

正確には、五分くらい遅れるようになったので

電池を入れ替えなくては、と思っていたところでした

かえりがけに

通勤経路にある、大きなショッピングセンターに寄り道をして

ショッピングセンターに入っている

ミスターミニット

……合鍵や、靴のかかとの張替えや

  時計の電池を入れてくれる

  お手軽なお店です

  全国展開をしているので、かなりお手軽に

  使えるところなのですが……

私の腕時計も、少し変形しているもので

電池の予備がないとのこと

しばらく預けて、工場で探してもらわないといけない

と言われて、

ふと、気づきました

……今から考えると、これこそ天の助けでした……

 

私の時計と一緒に、父の時計も預けて

電池の入れ替えを頼んでみてはどうだろうか

 

世界的な宝石店、ショーメのカウンターで

ついさっき、修理しなくては動かないと言われて

修理を断って、返してもらってきた腕時計を

ミスターミニットで電池入れ替えを

おねがいするというのも、

なんだかなぁ、とは思ったのですが

ダメでもともと

しかも、お店の人が言うには、

電池を入れ替えても動かなければ

料金はいただきません

その時に、修理費を見積もってから

修理するかどうか決めてくれてかまいません、とのことでしたので

思い切って、二つともお願いしました

 

これが、11月のこと

 

今日、電話がありました

二つとも電池を入れ替えて

二つとも動くようになった、とのことです

 

父の腕時計が、修理もしていないのに、動いているというのです

何度も言うようですが

世界的な名店、ショーメの時計部門が

修理しなくては動かない、と言った時計が

電池を入れ替えただけで、動いているというのです

 

費用は三千円

カードのポイントを使ったので

1800円で済みました

 

しつこいようですが

フランスを代表する五大宝石店の一つ、ショーメが

10万ださなくてはなおらない、といった時計が

ミスターミニットで、1800円で動くようになったのです

ショーメで修理を頼まなくてよかった

もし頼んでいたら

私自身も行ったことのないパリに、腕時計だけが旅行したあげく

私には9万8千200円の大損害になるところでした

 

坊主憎けりゃ袈裟まで憎い、といいます

ショーメに限らず

もう、フランスの宝石店なんて

絶対に信用しません

ショーメも、ブシュロンも、ヴァンクリフも

フランスの五大宝石店全部に

そってヤツアタリしてやります

今日からは、私の中では

「同じ穴のムジナ」、

ムジナファミリーと呼んでやります

 

本当に、世の中は、うかうかできないと思いました

それと、もう一つ

ショーメの名誉のために言うならば

フランスの技師のレベルの低さも、世界的に有名です

ショーメが悪いのではなく、フランスの技師の腕が悪く

日本の技師の腕が、素晴らしい

メイド・イン・ジャパン万歳、

ミスターミニットに栄光あれ

そう思って、気持ちを静めることにします

 

さて、今日の支出ですが

今日はとても寒かったので

寒いと美味しくなる、おでんを作ることにしました

今日の支出は、おでん材料と、

無くなりかけたパンの分です

 

 

支出     

消費(食費)     1583円

 

残額(12月15日まで)      

消費             15981

コロナ支援          2000円

(キャリーオーバー 33700円)

投資           1400円

予備費                  4000円

家管理費積み立て   2千円

自分ボーナス残額   5602円

 

貯金総額

 プール貯         23000

 自分小遣い            1421

家管理費積み立て    4万4千円

 

定年後用貯蓄      389万0千円

目標残額      1611万0千円

 

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