料理界の高校野球・レストランイベントに行きました
実際に行ったのは日曜日だったのですが
書きたいことが重なって
火曜日の今日までずれ込んでしまいました
月に一度のお楽しみ
コロナの間だけは危ないので我慢していたのですが
お昼ご飯にフルコースで美味しいものを食べに行く
「自分へのご褒美イベント」の日が
今月もやってきました
調理師学校のレストランイベントです
これは、とても早く言うと
調理師学校で、大人数分のお料理を
手早く作る訓練イベントです
……ホテルのレストランに就職すると
結婚式のお料理を作らなくては行けなくなりますから
どうしても、たくさんのお料理を、手早く
どのお皿も同じように仕上げるための
訓練が必要になります
このためのイベントです
たくさん作る、ということは
材料費もたくさんかかるわけですから
食べてくれる人を募集せざるを得ないわけです
有料ではありますが
学校のイベントなので、料金はほぼ実費
食べる立場から言わせてもらうと、
かなりおトクに、しかも、珍しいお料理を
出してもらえる
おまけに、メニューは月替わりで
季節に合ったものにしてもらえるという
至れり尽くせりのイベントです……
一時期は、代官山にあった
「ル・コルドンブルー」という
フレンチレストランの学校のレストランイベントに
通い詰めていたのですが
コロナ禍で、学校が閉校になってしまい
現在、私のごひいきは
渋谷の少し神奈川県より
「山手調理製菓学校」のレストランイベントです
12月はクリスマスシーズンですし
西洋料理はどんなコースになるのか
普段より、いっそうワクワクして出かけました
オードブルは、サーモンのカルパッチョ
リンゴソースで色どりもよく
クリスマスリースのイメージです
緑色は、バジルのソース
これも、さわやかな香りで
味の濃い、サーモンの強さをしっかり受け止めている感じでした
スープはカブのポタージュです
カブのように、やさしい味の野菜は
ポタージュにすると、ほかの味に負けてしまいがちなのですが
このポタージュはしっかりと
一口たべたあとに、ふんわりとカブの味が
口の中に残るという、実に凝ったスープでした
たいていのレストランだと
てっぺんのパセリやベーコンはタダのいろどりなのですが
このレストランイベントでは
どのお料理の素材も、実にレベルの高いもので
これくらいしかないベーコンですが
きちんと自己主張しており
逆に、これ以上入れては、ベーコンがしゃしゃり出で
カブのスープというより、ベーコンのスープとなってしまう
ギリギリの線、という印象でした
見た目より、ずつとおいしかったです
パンは、カンパーニュ、というのでしょうか
しっかりと焼きしめたハードパンに
ちょっと信じられないくらいたくさんの
ドライイチジクがぎっしりと詰まっていました
高価な乾燥イチジクをこれだけたくさん練りこんだパンは
これが初めてです
リトルマーメイドや、アンデルセンあたりの高級パン屋さんよりも
二割くらい、イチジクが多めです
このイベントのパンは、たいていのパン屋さんのパンより
数段おいしいと思っています
どうしても我慢できず
毎回、一個だけ、お代わりをしてしまいます
……ダイエットしなくては
いけないのは
自分でも、良くわかってはいるのですが……
メインディッシュは、クリスマスらしく
やっぱりチキンでした
ですが、ローストビーフやら、フライドチキンやらという
定番すぎることは、やりません
さすが、調理師学校のイベントです
チキンのパロット
とても早く言うと、超高級なチキンロールです
鶏のひき肉をさらに細かくしたもので
ニンジンとズッキーニを巻き
周りは、皮で巻いているようです
周りの一番強く火の入ったあたりが
なんとも言えず、脂ののった、トロトロな食感で
「チキンって、おいしいなぁ」と
思わず、満足のため息をつきたくなるようなお皿でした
付け合わせは
サツマイモのチップスと、
サツマイモとじゃがいもの合わせマッシュ
マデラ酒のソースの香りも
素晴らしかったです
デザートは、クリスマスらしくビッシュ・ド・ノエルでした
チョコレートのロールケーキです
このチョコレートも非常に濃厚で
特に、てっぺんにのっていた小さな葉っぱは
これ一つ食べただけで
チェイサーに水が欲しくなりました
チョコを食べて、濃厚すぎて
水が飲みたい、とおもったのも、これが初めてです
これにコーヒーがついて
参加費は1500円ですから
これは、絶対におトクです
多分、学校としては
あくまで生徒さんの作ったものなので
「お出しできるレベルの料理ではない」と
思っておられるのかもしれませんが
毎月、星のついたレストランで食事をしている方ならいざ知らず
私の舌では、毎月、心底満足させていただけています
本当に、お世辞抜きで美味しいと思いますよ
そして、もう一つ
決して忘れてはならない、レストランイベントの美点は
生徒さんがステキ、という点です
客席から調理場が見えるようになっていますので
生徒さんたちの、必死な様子も
時には、余裕のない様子も良く見て取れます
それも含めて
半分以上が、まだ未成年という生徒さんたちの
一心不乱に打ち込む姿が
なんとも言えず、まぶしくてなりません
お料理の説明なども、まだ不慣れではありますが
その必死さが、頑張れ、と応援したくなります
何かに似ている、とずっと思っていたのですが
これは、高校野球の中継を
見ているときの気分と似ているのだとわかりました
純粋で、まっすぐで、一途で
それに、気持ちがいいくらい礼儀正しい
私の半分以下の年齢ではあるけれど
野球や、料理という技能では
はるかに私の上を行っている生徒さんたちを
こちらも、普段よりは少し「イイ人」になって
思いっきり、応援したくなります
一月からは、今年入ったばかりの生徒さんたちの
レストランデビューになるのだそうです
そのため、西洋料理と日本料理では
まだメニューが決まらず
予約も受けつけていないとのこと
デビューから二年間、
生徒さんたちのお料理を通じて
若い芽の伸びていく様子を見ながら
応援したり、感動したりしたい、という方
もし、通える距離に住んでおられたら
ここのレストランイベントはおすすめですよ
ダマされたと思って、一度行ってみてください
絶対に満足しますから
さて、今日の支出ですが
お買い物は自粛できたのですが
ついつい、カフェに入って
散財してまいりました
クリスマス前の特別インテリアで
とてもきれいで
ついふらふらと入ってしまったのですが
残金を見ると、ちょっとうなりたくなってきました
あと一週間、
投資で赤字を出さないように
きちんと、予算を意識して生活していくことにします
支出
投資(カフェ) 1100円
残額(12月15日まで)
消費 17564円
コロナ支援 2000円
(キャリーオーバー 33700円)
投資 1400円
予備費 4000円
家管理費積み立て 2千円
自分ボーナス残額 5602円
貯金総額
プール貯金 23000円
自分小遣い 1421円
家管理費積み立て 4万4千円
定年後用貯蓄 389万0千円
目標残額 1611万0千円
