理想の老活の形・上野のゴッホ展で思ったこと
私の住んでいる関東地方では
ようやく、コロナも下火になってきたこともあり
少し、お出かけをしてみたくなりました
ちょうど、有給休暇もたっぷりと余っています
公務員の勤務年度は、カレンダーと同じく
1月から12月までです
今残っている有給休暇も、
あと2か月の間に使い切らないと
消えてしまいます
それで、今日は一時間だけお休みをもらいました
まだ日のあるうちに、勤務先をでて
一番行きたかった、上野の東京都美術館
ゴッホの展覧会に行ってきました
美術館はまだ人数制限をしており
事前予約をしないと入場できないのですが
それでも、かなりの人でした
絵の前には、三重くらいの人の列ができており
ミュージアムショップも、品物のところに行くまでに
人をかき分けなくてはいけないくらいでした
さすが、ゴッホ人気は高いですね
特に、今回はめったに見られない
ゴッホのデッサンがたくさん来る
しかも、このデッサンが
正確で、丁寧で、ちょっと本の挿絵か何かのようで
「ゴッホがこんなに絵がうまかったなんて
知らなかった」と言いたくなるような上手さ
もそれでいて、モチーフの選び方などは
いかにもゴッホらしい、という
いかにも「新しい」展覧会だったことも
ヒットの原因になったようです
ゴッホは大好きな画家なのですが
今日は、ちょっとゴッホの話はわきにおいて
老活の話をしようと思います
というのも、この美術展のタイトルは
「 響きあう魂 ヘレネーとヴィンセント 」です
ヴィンセントは、ゴッホの名前ですが
ヘレネーの方は、初めて聞く名前でした
一体誰?と思ったら
もともとは、オランダの大金持ちの奥さん
絵が好きで、好きな画家の絵を集めている
いわゆる、「絵画のコレクター」だそうです
えりすぐりの作品を集めたものなのだそうです
すごい、と思ったのは
大量に買い集め始めたのは
ゴッホが死んでから、たったの18年後
ゴッホは生きていた時には、一枚しか絵が売れず
最低の評価をされていました
まだ、一般にはゴッホの評価が確立したとはいえない
つまり
ほめる人もいれば、けなす人もいる、という
状態だったそうです
その中で
「私はこの人の絵は素晴らしいと思う」と判断できた
審美眼の確かさと、自信
ゴッホの絵を大量に購入して保護する、という行動力
これだけでも素晴らしいと思ったのですが
ヘレネーは
自腹で集めた大量のゴッホ作品を全部
オランダ政府に寄付してしまったのだそうです
その条件が
「美術館を作ること」
自分の愛した絵を独占せず
多くの人に見てもらうためだったそうです
ヘレネーが69歳の時に美術館は完成
初代館長となり
70歳で世を去ります
作品が飾られている部屋に安置されたのちに
埋葬されたのだそうです
ううむ、素晴らしい
私には、絵画のコレクションをするような
財力はありませんが
人の評価にかかわらず
自分が「これが好き」と言えるものを持ち
それを追い求め
自分が一番好きだと思えるものに囲まれて
定年後の、人生の放課後を過ごしていく、という点は
非常に参考になりました
とりあえず、明日の休日には
「好きではないけれど、なんとなく手元においてある」ものの
断捨離から始めてみようかと思いました
さて、今日の支出ですが
展覧会の後で、ミュージアムカフェで
展覧会のコラボメニューの
アップルタルトを食べてきました
まだ、ダイエット中なのですが
コラボ、の三文字にはあらがえませんでした
予算的には、ギリギリセーフではありますが
やはり、反省です
支出
投資(カフェ) 780円
残額(11月9日まで)
消費 17684円
コロナ支援 2000円
(キャリーオーバー 29700円)
投資 92円
予備費 4000円
家管理費積み立て 2千円
自分ボーナス残額 30000円
貯金総額
プール貯金 24000円
自分小遣い 542円
家管理費積み立て 3万8千円
定年後用貯蓄 376万0千円
目標残額 1624万0千円