老活、始めました~貯金目標・定年までに2000万~

55歳、手取り23万のバツイチシングル女子が、定年までに1000万の貯シングル女子が、定年後の「人生の放課後」を楽しく生きるための準備をします。家計簿は毎日公開、定年までに2000万円かくほするのが目標ですが、お金を使わずに楽しく暮らす方法も提案します。

太陽のせい

今日のタイトルを見て

「いったい何を言っているんだか?」と

思った方も多いと思いますが

今日は、少しばかり多すぎる額の

無駄遣いをしてしまった

という話なのです

 

そもそも、「太陽のせい」というセリフのおおもとは

アルベール・カミュというフランスの小説家の書いた

不条理小説、というか

理由なき殺人を描いた「異邦人」の中で

殺人の理由を聞かれたときに

犯人の「私」が一言だけ答える

そのセリフなのです

無差別の理由なき殺人の動機が

「太陽のせい」

この小説は、多分、かなりの名作なのだろうということだけは

良くわかったのですが

私の読解力のレベルが、とても作品につりあっておらず

いわば、赤ちゃんの離乳食に

柔らかいし、極上の味わいだから、と言って

いきなりフォワグラを与えるようなもので

とにかく、ひどい消化不良のようなもので

まったく訳が分かりませんでした

さすが「不条理」の世界だ、と妙な感心の仕方をしながらも

「わからない」なりに

このセリフ

「太陽のせい」だけは強烈で

読んでから数十年たった、現在でも

くっきりと、印象的に覚えています

 

さて、それがどう

無駄遣いにつながるか、というと

 

まずお昼のお弁当ですが

珍しく、お箸を忘れました

やむなく、コンビニで割り箸を購入

ついでに、デザートにアイスクリームを購入

あまりにも暑い、太陽のせいです

 

そのうえ

帰りがけに、近所のスーパーで

パンと麦茶だけを買って帰るはずが

お惣菜売り場で、カツオのたたきが

特売になっていました

生協の品物がついていることは、よくわかっていたのですが

あまりにもつやつやした断面に負けました

 

カツオのたたきをカゴに入れ、レジに向かおうとしたところ

お惣菜売り場に

「ひんやりおかず」のコーナーができていました

どんなものがあるのかと

ちょっと覗いてみたところ

「昆布の旨煮」「なすの揚げびたし」「うの花の煮つけ」

「冷やし茶碗蒸し」

 

ううむ、どれも私の好物です

ですが

これだけ暑くなると

煮物はちょっと、おっくうです

煮物、真夏には麺類もそうなのですが

暑く煮えたぎった鍋の前に立たなくてはいけないお料理は

夏場には、おいしいと分かっていても

どうしても、自分で作る気はなくなります

私の住んでいる関東地方は

今日は30度を超えました

土日と比べて10度くらい上がっていることもあり

少々、体もばてています

 

たまにはいいか、と

昆布、なす、うの花

ついでに、私の大好物の一つ

さつま揚げも買い込みました

夕食は、さすがにお味噌汁と

枝豆くらいは作りましたが

これ以外は、スーパーのお惣菜を

お皿に並べて、ごまかしてしまいました

 

栄養的にも、お財布的にも

良くないのはわかってはいるのですが

あまりに暑くて、心身ともにばてていて

どうにもやる気が出ませんでした

 

荷物を抱えての帰り道

ふいに、本当に数十年ぶりに

思い出したのが、

「異邦人」のセリフ

あの、「太陽のせい」です

 

私のやる気のなさも

無駄遣いの額も

今日のダメダメっぷりは、一言で言って

「太陽のせい」

こういうことにしておきましょう

ちなみに、明日は今日よりはかなり涼しくなるそうで

明日は、とりあえず、気力復活大作戦です

 

今日の支出は

夕方のスーパーとお昼のコンビニ代です

どちらも、生活に必要な「消費」に計上しましたが

自分で納得のできない支出は

額の大小にかかわらず

なんとなく、居心地が悪いです

 

  消費         364円(コンビニ/箸とアイス)

  消費        1812円(パン・お惣菜)

 

 

残枠(6月26日まで)

  消費         20538円

         コロナ支援        3300円

      投資           6600円

 

プール貯金            25386円+6448円

                 (合計 31834円)

 

 臨時収入残額     18250円 

 

定年後用貯蓄    53万円 

 目標残額残      947万円

 

不意に思い出しました

昔、どうしても読み切れなかった「異邦人」も

舞台はかなり暑いところ

アフリカの北部

たしか、アルジェリアだったと思いました

昼の殺人的な暑さと、日が落ちた後の夕方の

ホッとするような涼しさについての描写も

あったような気がします

これだけ、暑さにうだるようになったら

少しばかり、わかるところが出てくるかもしれません

それに何より

数十年の間

とにかく、生き延びてきましたから

昔よりは、少しは物の道理がわかるように

なっているかもしれません

ふと、読み返そうかと思いました

現在、五回目を読んでいる「ペスト」と同じ作者のはずですから

案外、今なら、すんなりと読めるかもしれません