♪ ハッピー バースデイ ディア 太郎さん ♪
今日は三連休の最終日
快晴の上に、暖かくて、梅も満開
絶好のお出かけ日和です
コロナウイルスがまだまだ怖いので
デパートや、映画館のような
本格的な外出はやめておいて
あまり遠くなくて、人出もあまりなくて
日中の暖かい間のほんの数時間で
たっぷり楽しめて、
あまり費用のかからないところに行くことにしました
そんなところがあるのか、と言われそうですが
それが、あるのです
東京か、神奈川でも横浜か川崎あたりなら
たいていの町なら電車かバスで30分以内のところに
小さな美術館か、博物館、郷土資料館などがないでしょうか
プラネタリウムがあるところも多いと思います
子供のころに、小学校の社会見学で連れて行かれて
退屈しきったような場所でも
大人の目で見てみると、実におもしろかったりします
しかも、たいていが市や県の施設なので
数百円の格安か、無料だったりもします
私の家の近くにあるのは
「岡本太郎美術館」です
しかも、2月26日は岡本太郎サンの誕生日
毎年、この日の直前の日曜か祭日には
美術館のロビーで
「岡本太郎誕生日記念音楽会」という
ミニイベントをやってくれます
こう書くと、公民館あたりで練習しているような
趣味のサークルの発表会のような印象なのですが
これが毎回、かなり本格的です。
今年の出演者は「藤原歌劇団」から
(日本で一番古くからある、二期会と並ぶ最高レベルのオペラ団です)
ソプラノとバリトンの歌手、伴奏を兼ねてのピアニストと
押しも押されもせぬ, 本格的なプロが三人
曲目も、かなりこっていました
太陽の曲、「オー・ソレ・ミオ」
太郎サンはフランスに10年留学して
フランス語もペラペラだったことにちなんで
シャンソンの「枯葉」
最後に、太郎サンの名言
「芸術は爆発だ」にちなんで
(少し苦しいのですが)
イタリアで、火山の登山列車ができたときに
作られた世界初のCMソング「フニクリ・フニクラ」
そして、当然ながら
会場と一緒になった
「ハッピー・バースデー・ディア太郎サン」の大合唱
ちなみに、バリトンの歌手の方は
エスカミーリョ役だそうです
魔性の女、カルメンをめぐる三角関係の一角
準主役のような役なので
本当に、歌劇団のエースを送り込んでくれたなぁ、と
ひたすら感謝でした
これが、無料です
ちなみに、私はわけありで
この美術館には無料で入れます
つまり、これだけのイベントがタダ、というわけです
正直、岡本太郎サンの作品の芸術的価値、と言われると
正確に解説する自信は全くありません
ですが
大きな画面に、一面に塗られた原色そのものの赤や黄色
画面に描かれた、なんだかよくわからないけれど
シンプルな線であらわされた力強い何かの生き物のフォルムを見ていると
何か、とてつもなく生々しい「生命」の塊を
強引に押し付けられたようで
見た直後は、とても疲れるのですが
そのあとで、不思議と元気になることもたしかです。
子供のころに
太陽の塔を見たときは、
「なんか変なの」としか思わず
何の興味もわきませんでしたが
この年になってから見てみると
なんだかよくわからないけれど、何となく
「いい」と思えるようになっていました
こういうのが
「大人になる楽しみ」なのかもしれません
とはいえ
子供のころと同じように
わからないことはわからないのですが
それでも
岡本太郎サンの作品、生き方、
全部ひっくるめて、大好きだ、と言うことはできます
さて、今日の支出ですが
少しゆとりがあったので
美術館併設のカフェに入りました
美術館創立20周年記念の「太郎パフェ」を
一番のお気に入りの席で食べてきました
さすがに、おしゃれなパフェでした
支出
消費 853円(パン・納豆など)
浪費 762円(パフェ)
残額(2月28日まで)
消費 8516円
浪費 1443円
投資 4090円
プール貯金 31円
あとは４日間
消費は生協の支払いがありますが
投資と浪費はセーブできそうです
上手くいったら
猫用の爪とぎ×3をまとめ買いして
送料を浮かせようと思っています
